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前回のメルマガにも書いたのですが、中国に行った際に書店で稲盛さんの本が多く売られていました。拝金主義がはびこっていた中国企業の中で稲盛さんの信奉者である経営者が増えているそうです。そのことが頭に残っていたので読んでみた一冊です。
一代で京セラとKDDIという大企業を創業した経済界の重鎮。「稲盛塾」を開き、そこで学ぶ経営者も多いと聞きます。

この本では、「勤勉」「感謝」「反省」の大切さを訴えており、幸せとは主観的なものであり、美しい心を持って生きるべきであると主張しています。稲盛さんは、毎日、起床時と就寝前に洗面所の鏡に向かい、昨日あったこと、今日自分がやったことを思い返し、恥ずべき点があれば、再び同じ過ちを繰り返さないように戒めているとのことで、このような行動原理をもった人物だからこそ、2つの大企業を生み出した上にJALの再建までも成功させたのでしょう。

上記のように主に「人の道」を説いている内容なのですが、その信念には自らが実践し、結果を残した体験が強い裏付けになっているのが感じられました。
その信念の強さからは常人では計り知れないだろうという「すごみ」さえ伝わってきます。

仕事に限らず、「生き方」を学びたい人には是非一読してもらいたいです。

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