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元メジャーリーガーの松井秀喜さんは真の「強運者」の一人と感じており、ファンでもあります。

ニューヨークが好きな私はヤンキース入団後に松井さんのファンになりました。記録もさることながらそれ以上に記憶に残る「ここ一番での神がかり的なプレー」が印象的です。

入団後初のヤンキーススタジアムでの試合では満塁ホームランを放ち、ニューヨーカーの度胆をぬきました。さらになんといっても契約最終年である2009年のワールドシリーズ最終戦。1試合6打点というシリーズタイ記録を打ち立て、世界一＆MVPという強烈なインパクトを与えました。

また、選手やファンからとても愛されているのも特徴的。世界一になった翌年、敵チームに移籍しても、ヤンキーススタジアムの試合ではファンから熱烈なスタンディングオベーションを受け、昨年は異例中の異例である「引退式」をヤンキースが用意してくれました。

私は今でも時折、メモリアルな試合をユーチューブやDVDなどで見ますが、ここ一番での大活躍は「神様に愛されている」感があります。

最近、松井さんの『告白』という本を読みました。世界一になる2年前に発売された本なのですが、最終的な夢として、「ワールドチャンピオンになって自分がMVPになれるような選手になりたい」と述べており、将来本当にその夢を見事に実現してしまうことになります。

さらに、かなりの読書家で空海を尊敬していたり、宮本武蔵から野球の心構えを学んでいたのは意外でした。

そんな中、松井さんが「神様の存在」について述べていたのは面白かったです。

松井さんは神様の存在を感じており、いると信じているそうです。その感じ方はいいときも悪いときも、ふとした瞬間に感じるそうです。そして、神様はどのような意図で目の前の状況を用意してくれているのか考えるとのこと。

日頃、松井さんが神様に真摯に向き合っているからこそ最適なタイミングで結果を出せたのでしょう。

また、毎年のお正月に神様にお祈りする内容が決まっていて、それは「元気で、健康で一年間すごせますように」とシンプルなものであり、いつも神様に感謝をしているとか。

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多くの人に愛される人格、ここ一番での神様が乗り移ったかのような活躍はこのような行動・考え方に原因があるのでしょう。神様の前で恥じないような習慣をいつも追い求めているのだと思います。

将来的に松井さんは監督への道が用意されていると聞きます。これからどのような人生を歩まれるのか楽しみです。

■参考：松井秀喜『告白』