永嶋久子さん(資生堂学園学校長)「本の効用」【2004/05/02 81号より】

本日の教え

若いうちにできるだけ多くの本をよむこと。
それがさまざまな人々の人生に触れ、多くの影響を受けることになります。

 

永嶋久子『資生堂のエレガンス』より

スポンサーリンク

本日の教えについて

現在は資生堂学園の学校長でいらっしゃる永嶋久子さん。実に45年間もの間、資生堂につかえていることになります。

 

資生堂は、今でこそ世界中で展開しているグローバル企業ですが、その先陣をきったのが実は永嶋さんでした。入社3年目の1962年、香港を皮切りに27年間、30カ国を渡り歩き、資生堂の普及に努めたのです。

 

1960年といえば、日本は海外の人々にとって、極東の国の一つという程度の認識しかなかったそうです。そんな中、永嶋さんはそれこそ血のにじむような努力で日本伝統の美を取り入れた資生堂の化粧品の紹介に務めたのです。

 

当時の海外には日本人はほとんどいません。永嶋さんは孤独感や寂寥感と闘いながら、日本という国を紹介し、日本独特の「心を込めた接客」を理解してもらうことに必死だったそうです。

 

お客様にふさわしい対応をするためにはどうすれば良いか?永嶋さんから出た結論は、自分自身を磨くことに尽きるということでした。自分を磨いて、もっと成長できれば、様々なお客様が来てもその都度対応出来るのです。

 

今日の教えは、永嶋さんによる「自分を磨く方法」についてです。

 

永嶋さんは、自分を磨くためには、多くの人々との触れ合いを通して、たくさんの影響を受けることが大切であるとおっしゃいます。人はそれぞれ違った人生観を持ち、どんなに平凡に見える人からも学ぶことはあるものです。

 

そのための方法として、永嶋さんは、多くの本を読むことを薦めています。そこには、筆者の人生観が凝縮されているからです。

 

例えば、アメリカの偉大な実業家「リー・アイコッカ」の自伝。アイコッカの父が、走り出して「人間はいつか走りたくても走れなくなる」と言うシーンがあります。貧しいイタリア移民としてアメリカに渡り、苦労を重ねる父の人生観が見えます。

 

永嶋さんは、書店で何冊かの本を手にとり、前書きか後書きに必ず目を通しその著者の意図が鮮明にわかるものを選ぶようにしているそうです。

 

本を読み、さまざまな人生観に触れることで、たくさんの影響を受けることが出来ます。

 

しばらく書物から離れてしまっている人は、読書をしてみてはいかがでしょうか?

 

 

それでは、今日も一日皆さんに幸せが訪れますように!!!

 

スポンサーリンク

★本日の秘訣に関する本はこちらからご購入出来ます★

資生堂のエレガンス

1円

あわせて読みたい記事
再編集「運の達人1000人に学ぶ今日の秘訣」
再編集「運の達人1」〜総合運向上編〜

あおぞらきりんが「お金の仕組み」を学んだ講座


【無料講座開校中!】本当の「お金」の付き合い方を知っていますか?
ファイナンシャルアカデミーでは東京・大阪・京都・愛知で「お金の教養講座」を定期的に無料で開催中。毎年1000人が受講している人気講座となっています。「お金と経済のルール」を学び、効率的な自己投資方法を身につけたい方は是非受講してみてください。

「お金」の概念を正してくれる「10の教養」と「10の仕組み」を教えてくれます。この法則を頭に入れておくと「お金持ち脳」が出来上がりますよ。【あおぞらきりん】