新井えりさんは現在、青山学院大学の非常勤講師として英文学を教えていらっしゃいます。英語に関する著作を出版される一方、「幸せ」にまつわる本をご自身の経験をもとに、出されていらっしゃいます。

本日の教えは、「人生の転機」について。皆さんの「人生の転機」はどのようなタイミングで訪れましたか？

「転機」というものは、人がそれを心から求めて働きかけている時にはめったに訪れません。「全然期待しないところから急に姿を現わすものである。」と新井さんはおっしゃいます。

例えば、友人に誘われ、全然自分の仕事に関係のない会合に行ってみたとします。その会合でたまたま向かいに座った人と仲良くなり、それが縁で、やりたいと思っていた仕事に近付くことが出来るケースがあります。

このような場合、「自分には全く用のない人」と思っていたらこのチャンスは訪れることはなかったでしょう。「損得」や「利益」を考えて人と接していたら逆に幸福を逃してしまうことになるのです。

「人生の転機」とは、少し時間が経ち、振り返る余裕が出来てから気付くことが多いのです。人間が見えるのは、通り過ぎていった「転機」の後ろ姿だけなのです。

人と知り合う機会は大切にしましょう。人間関係を豊かに過ごしていると結果的に思わぬところから「転機」がやってくるのです。

それでは、今日も一日皆さんに幸せが訪れますように！！！