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皆さんは「内観」という心の浄化法をご存じでしょうか？

内観とは、自らを客観的に見つめられるようにするための技法。実施することでありのままの自分や現実社会を肯定的に受け止め、柔軟で前向きな“心”と困難に負けない、しなやかで強い“心”が育つとされています。

創始者である故吉本伊信氏が昭和28年奈良県大和郡山市に内観道場を開設したのが始まりで、経営者やアスリートの中で実践されている方も少なくありません。

私ももう10年近く前になりますが、「運の達人」でも紹介したことのある、瞑想家であり、呼吸法の権威でいる原久子さんのセミナーを通じて体験しました。

やり方はいたってシンプル。両親、祖父母、兄弟、姉妹、配偶者等身近な人に対する自分の行動を次の3つの観点で振り返り、専用のシートに書き込んでいくのです。

1．していただいたこと
2．して返したこと
3．迷惑をかけたこと

この作業を行うと、どんな境遇の人々であっても、周囲の人々から自分がどんなに愛され、それに対し、自分が何もお返ししていないということに気づかされ、心に強い感謝の念が湧きだします。その時、参加者の中には途中で泣き出してしまう人もたくさんいました。

私はこのセミナー参加後も、その時利用したシートを活用し、繰り返し行いました。

実際に取り組むとなると、集中して作業を行うため1週間位室内に籠る必要があったり、体験費用も安くなかったりと、なかなかハードルは高いのですが、日常の少しの空き時間で実践するだけでもだいぶ変わってくるのではないかというのが私の見解です。

特に近親者との関係がうまくいっていない人にお勧めです。両親を憎んでいる人でも内観を行うと「いかに自分が我がままで客観視出来ていなかったか」がわかるようになります。親の関係がうまくいなかいと運気は停滞する要因になります。

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日常の中で少しだけ時間を使い、周囲の人々から与えて頂いたことを心を落ち着かせて振り返ってみる。すると感謝の気持ちが生まれてきます。

心を浄化し、開運にとても大切な要素となる「感謝の念」を持つための貴重な作業になります。

■参考
「内観法」関連で高い評価を得ている本です。