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前回のメルマガにも少し書きましたが、先日とあるイベントで著名人の講演会に立て続けに参加しました。宇宙飛行士の山崎直子さんやアルピニストの野口健さん、ニュースキャスターの辛坊治郎さんなど。各界でお仕事を極めている方ばかりで刺激を受けました。

その中でも、脳科学者の茂木健一郎さんがスピーチの締めくくりに「幸せ」について言及したのは特に印象に残りました。

「幸せ」について科学的な研究を行った人々が出した結論。それは

「自分の境遇を受け入れた人が幸せになれる」ということだそうです。

つまり「幸せ」は他人と比較するものではないということです。

茂木さんの友達にホリエモンこと堀江貴文さんがいます。堀江さんがライブドア事件で逮捕され、長野県にある刑務所に収監された時、茂木さんはその刑務所に時折訪れたそうです。

そんな時、毎日六本木で美味しいものを食べていた堀江さんが刑務所で出される1本のバナナに感動しているのを見て、茂木さんはつくづく「幸せ」の価値観は状況に応じて変わるものだと思い至ったそうです。

環境や境遇により人それぞれ「幸せ」の尺度が事なり、その「幸せ」をしっかりとかみしめることが大切です。「自分を受け入れる」ことをせずに他人の環境を幸福の尺度にしてしまうといつまでたっても心はわびしいままになります。

団塊の世代の方々が時折「昔は何もなかったけど楽しくて幸せだった」なんて話をしますが、わかるような気がします。

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世の中はますます便利になっています。しかしながら、その便利さが人々の幸せに直結しているかというと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

まずは、毎日ご飯が食べられることについて幸せだと感じてみる。大変だけど仕事があるということだけでもありがたいと思う。というように普段見落としていた目の前の幸せを実感し、受け入れていくことで心に幸福感が満ち溢れるよう仕組みになっています。

■参考図書　茂木健一郎「幸福になる「脳の使い方」