栗田昌裕さん(医学博士)「萎縮適応と発展適応」【2005/3/1 207号より】
本日の教え
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本日の教えについて
栗田昌裕さんは医学博士としてご活躍。東京大学付属病院の医師でいらっしゃいます。
同時に、速読能力を開発する「SRS研究所」の所長でもあり、様々な能力開発・記憶法を実践し、体得しています。
今回は、成功者に共通するある傾向に関するお話です。
栗山さんは、数多くの受験生を教えていて、大きく2つのタイプに分けられることに気付いたそうです。
それは、「萎縮適応」タイプと「発展適応」タイプというもの。
「萎縮適応」タイプは、試験に関係のない科目などは勉強をしないようにして、受験期間中は関係ある科目だけ取り組む人。
一方、「発展適応」タイプは、試験に必要のない分野もある程度熱を入れて学び、バランスよく能力の枝を伸ばす傾向のある人というわけです。
必要なものだけ取り組むタイプと、直接関係がなくても取り組み、能力の枝を伸ばすタイプ。
身近にいる人を見ても、実際この2つに分けられると思いませんか?
そして、栗山さんは、成功者は例外なく「発展適応」タイプであると述べるのです。
「萎縮適応」で怖いのは、人の本来持っている複数の能力を使わなくなることでその能力が萎縮してしまい、たとえ試験に合格したとしても、その後社会人になってから伸びなくなってしまうのだそうです。
逆に「発展対応」の人は社会人になってからも、様々な能力を伸ばしていたお陰でその後も活躍する事が出来るのです。
皆さんの周囲を見ても納得出来ることではないでしょうか?
本当に頭が良いと言われている人は実にバランスが良いなあと感じてしまいます。「仕事のデキル人は遊びも上手」という言葉が思い浮かびます。
逆にずっと勉強ばかりしていたという人で、なかなか応用が効かない人が多いのも事実だと思われます。
個々人の能力などの差もあると思うのですが、1つの物事にのめりこむよりも様々な対象に対し、バランスよく取り組む方が能力の向上には良いようです。
毎日が1つのことに偏り過ぎているという方、自分の幅を広げる意味で、別の分野にも取り組んでみてはいかがでしょうか?
きっと、自分の能力が向上することと思いますよ。
それでは、今日も一日皆さんに幸せが訪れますように!!!
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