「職業としての小説家」村上春樹著【2015年10月01日】

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村上春樹さんが自らの創作をテーマに書いたエッセイ集。村上ファンにとって待望の一冊といえます。また、本書はネット書店に対抗し、紀伊国屋書店が初版の9割を買い取ったことがニュースとなり話題になりました。

 

本書を読むと、良質な作品を生み出し続けることがいかに大変かということがわかります。1、2作程度であれば良い作品を出す人は多いが、たいていの人たちはやがて作家の世界から消えてしまうのだそうです。

 

春樹さんのように30年以上も小説家を続けている人は数えるほどというのが実情なのだとか。ある種の鈍感さが必要なようです。

 

しかしながら、「続ける」ことが大変というのはどんなことにも当てはまることなのかもしれません。このメルマガでさえ、「運の達人」と同時期(2004年)に発刊したメルマガのほとんどが今は廃刊になっています。もちろん書くことを職業としている春樹さんとはレベルが全然違いますが。

 

また、長編を書く度に、毎回テクニック面でテーマを設定しているとのことで、新作を読む毎に成熟さを感じるのはこのためなのかなとも思いました。日本を代表する作家になった今でも進化を遂げようとする試みが、毎回飽きずに読み続けられる要因になっているのではないでしょうか。

 

第一線で活躍し、世界中で支持されている作家だけに、良質な作品を生み出そうとする想いの強さを感じます。何よりも書くことがとても好きなのだということがひしひしと感じられ、それが一番の原動力になっているのでしょう。

 

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★今回ご紹介した本はこちらからご購入出来ます★

職業としての小説家 (Switch library)

1944円

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