斎藤一人さんは、「スリムドカン」等ユニークな商品を出している「銀座まるかん」の創業者。

何と言っても一人さんは毎年の長者番付での常連で有名ですね。1993年以降毎年10位以内に入り、1997年、2003年には第1位に。累積納税額は日本一になっています。

そんな一人さんの哲学は実にユニーク。精神世界に関し、とことん深く知り尽くしていらっしゃり、数多くの出版物を出されています。心の豊かさと物理的な豊かさを併せ持っている人物と言えるでしょう。

今回のテーマは「自分の生きる道」について。

よく、「自分らしい生き方って何だろう？」なんて考えることがありますね。しかしながら、一人さんは「こんなことを考えていても答えは出ない」と述べるのです。

なぜ、自分の行き方等を考えるのか？一人さんは、その原因として今やらなければいけないことを一生懸命やっていないからだと述べるのです。

まずは、今自分がやっている仕事を嫌になるぐらいやる。そうすると不思議と楽しくなって来て、「自分が生きる道」みたいなのが見えてくる。

これが答えなんだそうです。

例えば、サラリーマンなら会社のために一生懸命になる。医者だったら患者のために一生懸命になるのです。

もし、一生懸命にならずに仕事を変えても、次の所でも同じ状況になってしまう。それよりかは今いる所で一ヶ月間真剣に仕事をしてから変える方がよほど自分の道がわかってくると一人さんは述べています。

日本一の商人だけあって、仕事に関してはもの凄くシビアな視点を持っていらっしゃいますね。シンプルですがまっとうな教えだと思います。

現実から逃れようとせず、まずは目の前の事に全力を尽くしてみる。これが一番の近道なのかも知れません。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！