トマス・J・スタンリーさん(作家)「ミリオネアマインド」【2006/07/23 331号より】

本日の教え

経済的成功の鍵となる数々の要素のなかで、アメリカ経済が現在も、そして未来も最も高く評価するのは何であるかを知る。
それは、人一倍の努力、誠実であること、そして仕事への情熱である。

 

トマス・J・スタンリー『なぜ、この人たちは金持ちになったのか』より

スポンサーリンク

本日の教えについて

トマス・J・スタンリーさんは、アメリカ富裕層研究の第一人者として、多くの著書を出されている人物です。

 

スタンリーさんが一番最初に調査を行ったのは、1973年。
アメリカ全土の億万長者を対象にした調査を実施し、億万長者の実態を公開しました。

 

億万長者の素顔。それは、従来イメージされているようなものとは大いに異なったものだったのです。

 

「お金持ちの大半は大企業に勤めるエリートではなく、地道な自営業者」
「ほとんどが親の世襲財産に頼らず、一代で財を築く」
「買い物は高級百貨店ではなく、近所のスーパー」といった具合です。

 

以前、韓国のお金持ち層の研究した方をご紹介しましたが、ここでもアメリカの調査と同様、従来のイメージとはかけ離れた、慎ましく質素なお金持ちの生活が判明されたのでした。

 

日頃から派手な生活をせず、常に足元をきちんと見ているからこそ、億万長者になるのかもしれませんね。

 

さて、今回のお話で対象となる調査は1998年実施時のもの。
最も新しい調査です。

 

スタンリーさんはこの年、100万ドル以上の資産を持つお金持ち(アメリカ全体の4.9%)を対象にして調査を実施。
1371名のサンプルを集積し、億万長者の共通項を探り出したのです。

 

億万長者が語る成功要因として、高い回答が得られた項目。
それは、学歴や能力といった点ではなく、

 

・誰に対しても正直である
・自分を律する強い精神がある
・人とうまくやっていく

 

といったような、道徳的・自己鍛錬的な面が際立っていたのです。

 

それこそハードなイメージを持つアメリカのビジネス社会なのですが、それでも「正直」「誠実」といったワードが鍵を握っていることに驚かされます。

 

人が幸福になる秘訣。
それは、国籍や時代に関係なく、「人間として当たり前のことを誠実に行う」ということなのだと痛感してしまいます。

 

結局、自分のことばかり考えていると、最初は好調なのかもしれませんが、いきなり足元をすくわれてしまいます。

 

幸せになるには、自分の利益だけを考えるのではなく、「正直」「誠実」といったワードを大切にして生活することが大事なのでようね。

 

みなさんは日々、誠実に過ごしてしていらっしゃいますか?

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

 

スポンサーリンク

★本日の秘訣に関する本はこちらからご購入出来ます★

なぜ、この人たちは金持ちになったのか (日経ビジネス人文庫)

206円

あわせて読みたい記事
再編集「運の達人1000人に学ぶ今日の秘訣」
再編集「運の達人1」〜金運向上編〜

あおぞらきりんが「お金の仕組み」を学んだ講座


【無料講座開校中!】本当の「お金」の付き合い方を知っていますか?
ファイナンシャルアカデミーでは東京・大阪・京都・愛知で「お金の教養講座」を定期的に無料で開催中。毎年1000人が受講している人気講座となっています。「お金と経済のルール」を学び、効率的な自己投資方法を身につけたい方は是非受講してみてください。

「お金」の概念を正してくれる「10の教養」と「10の仕組み」を教えてくれます。この法則を頭に入れておくと「お金持ち脳」が出来上がりますよ。【あおぞらきりん】