松倉悦郎さんを語るうえで、同じ元フジテレビアナウンサー・故人逸見政孝さんの存在を抜きには語れません。

松倉さんと逸見さんが出会ったのは共に早稲田大学入学後間もなくの頃。
以来、2人は生涯の友となります。

学生時代は互いにアナウンサー志望として切磋琢磨する仲。
そして、フジテレビの入社試験では揃って役員面接まで通過。
双方共、「２人一緒に合格させて下さい。」と役員に頼み込み、晴れて入社となるのです。

のちに逸見さんはフリーとなり活躍。そして、運命の別離がやって来ます。
松倉さんはこの逸見さんの死が契機となり、2002年に退社。
以後、僧侶として生活していらっしゃいます。

松倉さんは、「出逢い」というものの素晴らしさを説いています。
逸見さんをはじめアナウンサー生活の中での素晴らしい人々との奇跡のような出逢いが今の松倉さんを支えているのです。

今回の教えは、「出逢い力」を育てていく方法です。

「雑宝蔵経」というお経には、「無財の七施」というものが書かれています。
これは、経済的に恵まれない人でも、健康がすぐれない人でも出来る、
７つの功徳の行為のことです。

松倉さんは、この「無財の七施」こそ出逢いを呼ぶための秘訣であるとおっしゃっています。

・行き交う人にさわやかな挨拶をする。（身施）
・思いやりや尊敬の気持ちを持つ。　　（心施）
・やさしい眼差しで人に接する。　　　（眼施）
・穏やかな微笑みを絶やさない。　　　（和顔施）
・思いやりのある言葉を使う。　　　　（言施）
・お年寄りに席を譲る。　　　　　　　（床座施）
・人を歓待する。　　　　　　　　　　（房舎施）

これらの、他人が気持ち良くなると思われる行為を見返りを求めずに行うのです。
そして習慣にすることで、よき師・よき友があなたのもとに集まるようになるのです。
誰でも気持ち良い人には寄ってみたいと思うものです。

誰でも出来るちょっとした行動です。
是非、普段の生活の中で心がけてみませんか。

それでは、今日も一日皆さんに幸せが訪れますように！！！