竹谷年子さん(帝国ホテル元客室アテンダント)「美しい人生」【2006/09/06 344号より】

本日の教え

ああ、ほんとうにすばらしい人生だ。
一生貫ける仕事を持って、ほんとうに美しい人生だ。

 

竹谷年子『帝国ホテルが教えてくれたこと』より

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本日の教えについて

110年以上の歴史を持つ、帝国ホテル。
その長い歴史の中で、自らの人生を全て帝国ホテルに捧げ、「帝国ホテルの財産」とまで言われた人物が存在します。

 

それが、今回の達人、竹谷年子さんです。

 

竹谷さんは、昭和8年、帝国ホテルに女子客室係第1号として、入社しました。

 

以来、80歳を過ぎ、平成3年に退職をするまで、実に60年以上に渡り、竹谷さんは客室アテンダントとして、「心からのサービス」を一心に続けて来たのです。

 

竹谷さんのおもてなしは、世界中の要人をとりこにしました。
エリザベス女王や、マリリンモンロー、チャップリンや、ミッテラン大統領など、数多くの要人の心を捉え、深く愛されたのです。

 

接客サービス業界のバイブルとも言われる、竹谷さんの著書を読むと、様々な時代の中で、一貫して客様へのおもてなしに、心を尽くしていることがわかります。

 

マニュアルにとらわれず、お客様の立場に立ち、常に笑顔で振舞う竹谷さんの態度には実に心をうたれるものがあります。

 

退職を決意するきっかけの一つは、出勤途中にショッピング街のウィンドウに写った自分の老いた姿を見て、とてもがっかりし、お客様の前にもう姿を見せられないと感じたからだそうです。

 

自分をかえりみず、常にお客様の方向ばかり見ていたことがわかるエピソードだと思います。

 

退職後の晩年、竹谷さんは、

 

ああ、ほんとうにすばらしい人生だ。
一生貫ける仕事を持って、ほんとうに美しい人生だ。

 

と述べています。
私心を無くし、人の幸せだけを考えて生きたきた人だけが、感じられる幸せの境地のような気がします。

 

竹谷さんのように、ひたすら世の中のため、人のために、行動する人はとても美しく感じられます。

 

そして、最も幸せを感じられる人というのは、このような人なのかもしれません。

 

自分のことばかり考えて生きる、あまり美しくない人間性を持った人が多いと思われる最近の世の中、このような心境に少しでも近付けられればと考えてしまいます。

 

竹谷さんの、深く、美しい人間性を少しでも学んでいきたいと、思わずにはいられません。
清々しい、人間性を是非とも持ちたいものです。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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