エックハルト・トールさん(作家)「思考の超越」【2006/09/24 349号より】

本日の教え

叡智は思考による産物ではありません。
人や物事といった対象に、意識を100パーセント集中させるというシンプルな行動を通して湧き上がってくるのが、叡智であり、「深遠な知」です。

 

エックハルト・トール『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』より

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本日の教えについて

エックハルト・トールさんは、世界規模でベストセラーとなる、スピリチュアル書を生み出している作家です。

 

ドイツで生まれたトールさんは、ロンドン大学卒業後、ケンブリッジ大学の研究員に。

 

29歳の時にある霊的な体験をした後、この体験を理解し、深め、知識として統合するための研究に費やします。

 

トールさんの処女作、『ThePowerofNow(邦題:さとりを開くと人生はシンプルで楽になる)』は、世界30ヶ国以上で出版され、大ベストセラーに。
現在は、カナダのバンクーバーに住み、講演・執筆活動を行なっています。

 

今回は、人智を超えた大きなパワーを生み出すための方法をご紹介いたします。

 

人は、日々様々なことを思考します。
しかしながら、思考という作業は小さな「自分」を作ることしか出来ず、それは、狭量な「偽の自分」の枠を超えることが出来ないとトールさんは述べています。

 

人間には、思考を超えた、はるかに深遠な意識が存在し、その意識を活用することで、偉大なる力を生み出すことが出来るというわけです。

 

例えば、芸術やスポーツ、ダンス等、様々な分野において、人が単に考えていたのでは決して生み出せない、日常をはるかに超えた作品やプレイというものがあるものです。

 

このような場合はやはり、思考を超えた意識が発動しているのだと思います。

 

では、このような「叡智」を起こすにはどのようにすれば良いのでしょうか?

 

トールさんは、叡智を起こす方法として、人や物事といった対象に、意識を100パーセント集中させることが必要と述べています。

 

例えば、「退屈」という感情が起きた時。
この感情は、自分が思考して作り上げたものであり、雑誌やTVを見たり、友人とおしゃべりすることで心の餓えは満たされます。

 

しかしながら、この心の状態は、やがて過ぎ去ってしまう一時的なものであり、まさに「小さな自分」を作るにすぎない産物なのです。

 

このような場合は、きちんと「本当の自分」と区別して、退屈という感情が、「どんなふうに感じられるか」を観察してみます。
すると、この退屈という感覚が弱まり始め、「本当の自分」を残すことが可能なのです。

 

このようにして、「一時的な感情」にとらわれ、エネルギーを浪費している状態から抜けられることが出来るのです。

 

きりんは、「運の達人」で何度も紹介した伝説の麻雀士桜井章一さんを思い浮かべます。

 

30年無敗という伝説を生み出した桜井さんの発言の一つに、「考えるな感じろ」というものがあります。

 

桜井さんは、勝負の時、人の思考なんてちっぽけなものであり、それを遥かに超えた叡智が存在すると理解しての発言なのでしょう。

 

今回の教えは、難しく、なかなかすんなりと吸収出来るものではなさそうですが、そこには運を上げるための非常に大きな要素が含まれているような気がします。

 

これからの生活において、是非頭に入れておきたい教えです。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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