五日市剛さん(工学博士)「魔法の言葉」【2006/10/04 352号より】

本日の教え

嫌なことがあったら「ありがとう」、逆に、いいことがあったら「感謝します」と口にすれば、さらに効果的だとおばあさんは言うのです。

 

五日市剛『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』より

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本日の教えについて

五日市剛さんは、工学博士としてご活躍。
大手企業で新規事業の研究開発に従事した後、独立。
現在は、企業経営の傍ら、6社の研究顧問を努めています。

 

五日市剛さんの転機は、大学院生だった26歳の時。
冬休みを利用してのイスラエルへの一人旅で、おばあさんに出会ったことです。

 

旅先でトラブルが続いた上に、大寒波が到来。
宿が取れずに右往左往していた時に、見知らぬおばあさんが声をかけて、泊めてくれたのです。

 

そして、そのおばあさんからある教えを授かります。
それは、

 

「ツキというものは、ほんとうにある。ツキを呼びこむ魔法の言葉を唱えれば、簡単にそれは手に入る。その言葉とは、“ありがとう”と“感謝します”」

 

というものでした。

 

更に、

 

「“汚い言葉”と“怒ること”は絶対に口にしてはいけない。
口にするとそれまで積み重ねてきたツキが、いっぺんに吹き飛ぶ」

 

と伝えたのです。

 

この教えを五日市さんは意識するようになり、帰国後、魔法の言葉を口にするように。
以来、五日市さんの人生は変化しはじめました。

 

なかなか進まなかった研究活動が好転。
工学博士号を取得します。

 

大学院卒業後は一流大学に就職。さらに理想的な結婚相手に巡り合うことに。
ヘッドハンティングされた会社では開発した技術は日本でトップシェアを獲得するという結果を生み出します。

 

このように数々の幸運をもたらした「魔法の言葉」。
これらの経験を踏まえて作成した小冊子『ツキを呼ぶ魔法の言葉』は、書店に売られていないにも関わらず、口コミだけで60万部を超えたそうです。

 

魔法の言葉により、五日市さんは数々の恩恵を受けたのです。

 

前向きの言葉が持つエネルギーは、「運の達人」でもしばしばお伝えしましたね。今回はその応用編です。

 

もし、あなたに嫌な出来事があった時。
そんな時は、「ありがとう」という言葉を口に出してみましょう。

 

一見矛盾しているかに思えるこの方法。
しかしながらこれは、不幸の連鎖を断ち切るという効果があるのです。

 

嫌なことがあると、思考もマイナスになり、また同じような状況を呼び寄せてしまいます。

 

そんな時に、魔法の言葉をぶつけてみることで、プラスに変換させてしまうのです。

 

ここで紹介した「魔法の言葉」は、頭では理解していても、実際に使っている人は僅かなのではないでしょうか?

 

言葉の持つ力を改めて確認したいものですね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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