伊藤忠彦さん(関西アーバン銀行頭取)「宇宙が味方する経営」【2006/11/01　360号】

伊藤忠彦さんは、関西アーバン銀行頭取としてご活躍。

1999年に住友銀行（現三井住友銀行）の常務取締役だった伊藤さんは、当時破綻寸前だった関西銀行（現関西アーバン銀行）の再建を命じられます。
そして、瞬く間に再建を果たし、2005年には東証一部上場を果たすのです。

昔から伊藤さんの行く部署は瞬く間に好業績になり、不思議なツキがあるともっぱらの評判だったそうで、今回の再建も、そのツキを存分に生かしたことになります。

伊藤さんは敬虔なクリスチャンであり、同時にスピリチュアルに関する造詣が深く、自らの経営手法を『宇宙が味方する経営』を名付けているのです。
スピリチュアルを経営に生かし、見事花開かせた良い見本なのです。

今回は伊藤さん流の『宇宙の流れに乗り、ツキを呼ぶ方法』をご紹介いたします。

皆さんは『波長の法則』という言葉を聞いたことがあるかと思います。
自らの人間性を高めることで、高い波長を持った霊性を呼び寄せることが出来、幸せにつなげることが出来るのです。

伊藤さんは、この高い精神性を保つことを非常に大切にされています。
優れた人間性を備えることが大事なのです。

それでは、ツキを呼び込むために必要なファクターは何なのでしょうか？
伊藤さんは、下記４点を挙げています。

１．謙虚であること
２．正直であること
３．善意にものごとを解釈すること
４．社会にとって役に立つこと

この４つを自分の資質として身に付けることで、運が味方をするようになるのです。
伊藤さんは毎朝聖書を読み込むそうで、まさに幸運体質が備わっているのでしょう。

伊藤さんが様々な社長に会うと、高い人間性を持って経営をしているのか、自分のことしか考えずに経営をしているのかすぐにわかるそうです。
そして、後者には株価や時価総額のことしか考えない人が不思議と集まってしまうそうです。

ニュースを見ても、不祥事を起こし、ツキから見放された経営者は上記の４つのファクターをことごとく外しているような気がします。
傲慢で嘘つきで、疑り深く、自分のことばかり考える…といった具合です。

精神の大切さが取り上げられるようになっている現在、高い人間性を保つことは非常に大事なことだと思います。

真摯な態度でい続ける人のもとに、幸運の守護霊は舞い降りてくるのでしょうね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！