鳥羽博道さん(ドトールコーヒー会長)「想い」【2007/03/18 400号より】
本日の教え
「念ずれば花開く」「一念岩をも通す」という言葉があるように、どれだけ強く念ずるか、どれだけ強い目標を持つか、それによって人間がどこまで成長できるかが決まってくるように思う。
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本日の教えについて
鳥羽博道さんはドトールコーヒーの創業者でいらっしゃいます。
鳥羽さんは高校中退後、昭和33年にブラジルへ単身渡航。
コーヒー農園で3年間働きます。
帰国後はコーヒー会社へ勤務。
そして、昭和37年に有限会社ドトールコーヒーを設立するのです。
コーヒー豆の卸業を行っていましたが、昭和47年にコーヒー専門店『カフェ・コロラド』のチェーン展開を開始。
昭和55年には現在の『ドトールコーヒーショップ』を出店しました。
現在、グループは1000店舗。日本人が気軽にコーヒーショップでコーヒーを飲む習慣を確立させた人物であると言えるでしょう。
今回は大きな成功を治めている鳥羽さんの哲学をご紹介したいと思います。
その哲学には、強運をもたらす原因がしっかりと含まれています。
鳥羽さんは、ドトールコーヒーを設立する過程で2つの思いをしみじみと感じているそうです。
一つ目は「至誠通天」。
人間の心の、本当に誠から生まれたものは必ず天に通じるという意味。
鳥羽さんは、ショップ経営に乗り出す時、当時の喫茶店のイメージである退廃的で不健康なイメージを払拭したいと考え、「健康的で明るく老若男女ともに親しめる」というコンセプトの店作りを心がけました。
現在のコーヒーショップ事情を見ると、この想いは見事に開花されていると言えるでしょう。
そして、二つ目。「想うことが思うようになる努力」ということです。
自分の胸の内から湧き出る「自分はこうなるんだ」「絶対にこれを実現するんだ」という願い、そして、その願いを強く念じつづけて自分なりに努力していくことこそが物事を実現させていく大きな力になるということです。
これも、大志を抱き、それを大きく実現させて来た鳥羽さんならではの言葉だと思います。
自分の利益ではなく、周囲の人々や社会の人々の幸せから思った願いに対して邁進していく。
このような態度で望む人には当然ながら強い運が援護してくれるでしょう。
逆に自分の利益から生まれた思いは突然崩れてしまうように思うのです。
誠から発した想いを持ち、粘り強く努力する。
こんな姿勢を是非持ちたいものですね。
それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!
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