矢野惣一さん（問題解決セラピスト）「過去の書き換え」【2007/06/06　425号】

矢野惣一さんは問題解決セラピストとしてご活躍。

大学卒業後、サラリーマン生活を送っていた矢野さんは、ネットサーフィンで偶然見つけた「催眠療法」に出会ってから、みずからの人生を変えていきます。

「心理療法」と「成功法則」を融合して編み出した潜在意識活性化法を用いて、自らの自己実現を達成。

現在は独立を果たし、平日は執筆をしながら、奥さんや子供と田舎暮らしを楽しみ、土日は都心部で「癒し」や「自己実現」に関するセミナーやカウンセリングを行っていらっしゃいます。

自分の夢を叶えるための手段の一つに「イメージング法」があります。
「運の達人」読者の方には既にご存知のことかと思いますが、自分の夢が叶った状況をありありとイメージすることで、その夢は実現しやすくなるというわけです。

今回は、この「イメージング法」に関連する手法をご紹介させて頂きます。

矢野さんの「幸せの流にのる」ワークの１つ目のステップとして、「心の重荷を下ろす」という段階があります。

これは、「現在のあなたを苦しめているのは過去の経験から作りだされた感情にある」ということから起因しています。
過去の良くない思い出がバイアスとなり、今のあなたに悪い感情を与えているというわけです。

ではどのようにすれば良いか？
まるで映画を観ながら主人公を応援してあげるように、過去のあなたを応援し、過去を清算すればよいのです。

その方法の詳細は、矢野さんの本書に書かれているのですが、一つは次の方法があります。

まずは、あなたが過去にあった「嫌な出来事」を思い出したものから書き出してみます。

そして、そこで出てきた「嫌な出来事」の一つを巻き戻しボタンを押すように、その映像と音声を、頭の中で早回しで巻き戻してみます。

巻き戻した後は、「本当は、こうだったら良かったのになあ」と思うように話を変えて再生してみるのです。

この時、映像を頭の中いっぱいに広げ、明るく、色鮮やかにすると効果がより高くなるそうです。さらに気分に合ったバックミュージックを流してみるのもよいとのこと。

この作業を満足いく話になるまで、何度でも実施してみるのです。
すると過去に起きた「嫌な感情」を上書きさせることが出来るのです。

これは実に楽しいワークですね。
自分の過去を今から変えるというのはとても画期的だと思います。

過去の失敗というのは貴重な財産になると同時に、自分を萎縮させてしまう原因になってしまいます。

過去を変えることは当然、簡単なことではないので、この作業を繰り返し行う必要があるのですが、この効果が出た時、あなたは伸び伸びと前向きな行動が出来るようになるでしょう。

過去に起こってしまったマイナスを省き、最大限のパフォーマンスを発揮したいものですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！