植西聰さん(作家)「ヘレン・ケラー」【2007/08/05 442号より】
本日の教え
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本日の教えについて
植西聰さんは、作家・心理カウンセラーとしてご活躍。
大学卒業後、資生堂に勤務した後、1982年にウィーグル研究所を設立。
「心理学」「成功哲学」などの研究に従事します。
86年より、長年の研究を体系化した「成心学」理論を確立し、著述活動を開始。
『好きな人に愛されるノート』、『純愛レッスン』等現在までに何と110冊以上著書を出されています。01年には「心理学博士」の名誉称号も授受されました。
今回は、「ポジティブシンキング」をテーマにしたお話です。
運をよくするための方法の一つとして、プラスイメージを常に持っているというものがあります。
成功哲学の根幹をなしている教えですが、「積極的思考や成功のイメージを持つことが、幸せへの第一歩となる」という意味合いです。
しかしながら、今までマイナスイメージに慣れきってしまっている人にとっては、プラスのイメージにすぐに転換することはなかなか難しいのではないでしょうか?
植西さんは、そんな人々がいると、ヘレン・ケラーの話をよくするそうです。
見えない、聞こえない、離せないという三重苦を体験したヘレン・ケラーの言葉。それは、
「楽観主義こそ、あらゆる成功を導き出す信仰である」
というものです。
ヘレン・ケラーは自分の障害を、
「自分がこれを乗り越え、立派な人間になれるように神に与えられたチャンスなんだ」とまで考えられるようになったそうです。
そして、壁にぶつかったときも、「今日生きているだけでラッキー」「好きな研究をしている自分はツイている」というように考え、何があっても、心をプラスの状態に保つようコントロールしていたとか。
その後の活躍は皆さんもご存じのことでしょう。
大変なハンデを背負いながらも、見事に現実を変化させていったのです。
このような話は他にもたくさんあると思います。
植西さんは、心こそがとても重要な問題であると述べています。
これは、もしかしたら自分に欠けている部分や満たされない部分があった方が、より強靭な心を作り出せるという証拠の一つかもしれません。
自分の逆境をプラスに持っていくか、そのまま引きづられてしまうかは、自分次第。
しかし、けっして不可能ではないということなのです。
心の体質を変えることは一朝一夕に出来ることではないかもしれませんが、粘り強く意識し続けることで、ちょっとやそっとでは揺るがない、思考を手に入れることが出来るでしょう。
それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!
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