樋口廣太郎さん(アサヒビール中興の祖)「感謝の形」【2008/01/27 564号】

樋口廣太郎さん(アサヒビール中興の祖)「感謝の形」【2008/01/27 564号より】

本日の教え

しかし、「感謝の心を持て」といったところで、社員にその気持ちがいっぺんに芽生えるわけではありません。

 

そこで私は、なんとかこの感謝の心を形に表せないかと考えました。

 

樋口廣太郎『チャンスは貯金できない!』より

スポンサーリンク

本日の教えについて

樋口廣太郎さんは当時ジリ貧だったアサヒビールを「スーパードライ」の発売により見事に再建させた名経営者。
アサヒビール中興の祖とまで言われています。

 

1980年代半ば、当時のアサヒビールは市場占有率10%を割る程のジリ貧状態であり、経営が急速に悪化していた時でした。そこで住友銀行(現三井住友銀行)が支援に乗り出すことになり、送り込まれたのが樋口廣太郎さんだったのです。

 

樋口さんの決断で、1987年「アサヒスーパードライ」を投入。
このスーパードライの大ヒットとそれに特化した販売戦略が功を奏し、売上高と市場占有率を劇的に回復。

 

今ではキリンビールと市場占有率の首位を熾烈に争うほどになっています。

 

今回は、この樋口さんの成功の原因について探ってみましょう。

 

樋口さんの哲学の中に、「感謝の念を忘れてはいけない」というものがあります。
企業はいろいろな人たちに支えられて存在している。このような人々に心から感謝していく必要があるということです。

 

過去、「運の達人」では「感謝することが運の向上につながる」ということを幾度となくお伝えして来ましたね。樋口さんもこのことを本質的に理解していたのだと思います。

 

さて、樋口さんは社長に就任した当初、この「感謝」について何か形に表せないかと考えたそうです。そして、樋口さんはこのことに関し、きちんと実行したのでした。それは、下記の通りです。

 

・15年ほど前に業績悪化時が原因で500人を対象に「肩たたき」を実施していたが、再度復帰のお願いをし、30人ほどが復職した。また、その子供や孫を優先的に採用した。

 

・アサヒビールに今まで関わってきた人々を対象にし、発祥の地、大阪・吹田の丘に供養塔を建立した。

 

このような活動を通し、会社の空気は確実に変わって行き、再建の原動力になったそうです。

 

このように、経営はもちろん数字も大切だとは思いますが、人の心ということにも焦点をあてる必要があるのでしょう。
「感謝の心」というのはこうして良い波動を与えているのだと思います。

 

皆さんもこの機会に、「感謝の心」をどうすれば形で出来るのかを考えてみるのも良いかもしれませんね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

スポンサーリンク

★本日の秘訣に関する本はこちらからご購入出来ます★

チャンスは貯金できない!「新しい発想ができる人」「進歩する人」の仕事術

1円

あわせて読みたい記事
再編集「運の達人1000人に学ぶ今日の秘訣」
再編集「運の達人1」〜仕事運向上編〜

あおぞらきりんが「お金の仕組み」を学んだ講座


【無料講座開校中!】本当の「お金」の付き合い方を知っていますか?
ファイナンシャルアカデミーでは東京・大阪・京都・愛知で「お金の教養講座」を定期的に無料で開催中。毎年1000人が受講している人気講座となっています。「お金と経済のルール」を学び、効率的な自己投資方法を身につけたい方は是非受講してみてください。

「お金」の概念を正してくれる「10の教養」と「10の仕組み」を教えてくれます。この法則を頭に入れておくと「お金持ち脳」が出来上がりますよ。【あおぞらきりん】