松下幸之助さん(松下電器創業者)「「運」の自覚」【2008/02/06 568号】

松下幸之助さん(松下電器創業者)「「運」の自覚」【2008/02/06 568号より】

本日の教え

私はお互い人間として何が仕合せかというと、人によって非常に見方が違うと思うが、この仕合せを追求する上で、運が強いということが、最も重要なことなのではないかと思う。

 

この運が強いということを、どれほど皆さんが自覚しているかということをお尋ねしたい。

 

松下幸之助『物の見方考え方』より

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本日の教えについて

松下幸之助といえば、松下電器を一代で築きあげた歴代屈指の実業家として知られています。
知らない人の方が少ないのではないでしょうか。

 

最近は社名を「パナソニック」に変更すると発表し、話題になりましたね。

 

さて、松下幸之助はご自身の成功の秘訣を「運のおかげ」と語るほど、運に対するこだわりをもたれている人物として知られています。

 

採用試験に関しても、「その人に運があるかないか」を基準にして選んでいたというエピソードがあるほど。

 

松下さんはご自身の著書『物の見方考え方』において、運に対する考察を行っていらっしゃいます。
今回は、この本をベースにご紹介いたしましょう。

 

さて、運を成功の秘訣に挙げていた松下さんですが、実は当初は自分自身を「運の強い人」とは考えておらず、むしろ悲運であったと感じていたそうです。

 

しかしながら、ある出来事をきっかけにその考えに変化が訪れるのです。

 

それは松下さんが17歳の時に奉公を辞め、セメント会社の工員になった時。

 

巡回船に乗っていた時に誤って海に転落、まさに命が尽きるというタイミングで船が助けに来てくれたのです。

 

この時、松下さんは「自分は運が強い」と強く感じたのだとか。

 

以来、松下さんは「それほど運が強ければ自分は容易には死なんぞ、何かことがあっても死なんぞ、ある程度のことはできるぞ」ということを何気なしに考えるようになったのです。

 

そして、このような信念が、苦労や困難に直面した時に大きな力を発揮していたと松下さんは語るのです。

 

松下さんは小学生さえ出ていない身であるのに対し、きちんと学校を出ている読者の人々はそれだけで十分な「運の持ち主」であると語ります。

 

そして、その自分自身の強運をきちんと自覚し、
さらには、

 

「これほどの運が自分にはあるのだから、この学校もよい成績で卒業できるだろう。さらには、会社に入り、やがては国家有用の人、社会有用の人になるだろう。そういう自分は運命を持っておるのだ」

 

というところまで考えを及ぼしてもらいたいと主張されています。

 

たった一つの出来事が「自分は強運である」という信念を生み出したという事実は感嘆すべきだと思いますし、日常不満ばかり感じている人々は見習わなければいけないでしょうね。

 

心の持ち方一つで運命は大きく変わる。
今一度、自分自身がいかに恵まれて強運かということを確認してみましょう。

 

私たちは実は既におおいなる強運者なのだと思いますよ。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)

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