佐藤富雄さん（医学博士）「誉め言葉」【2008/03/30　576号】

佐藤富雄さんは医学博士としてご活躍。

大脳・自律神経系と人間の行動・言葉の関連性に着目した独自の「口ぐせ理論」を確立し、数々の講演や著作活動を行っていらっしゃいます。

48歳から始めたスキーは上級の腕前で世界の山々を滑っており、また、58歳から大学で再学習をはじめ、65歳まで3つの大学、大学院で学いんでいます。

さらに、65歳のときにはイヌイットとともに北極グマ狩猟の旅をし、73歳でミグ戦闘機で大気圏まで飛びアクロバット飛行を体験。

高齢ながら数々の遊びを今のなお体験するそのお姿は、「口ぐせ理論」を自ら立証しているといえるでしょう。

さて、今回は恋愛運を取り上げてみます。
いい女、いい男になるための方法を伝授いたします。

佐藤さんは魅力をつけるための方法として、「誉め言葉」の力を紹介しています。

そして、この「誉め言葉」には3種類あるのです。

１．自分で自分を誉める言葉

周囲に誰もいない時に独り言として言います。
例えば鏡に向かって、

「おはよう、今日も一段と顔色がいいね」
「年々いい顔になっていく」

というように誉めるポイントを絞り込んで自画自賛してみるのです。

毎日の習慣にすると早い人なら１週間、遅くても1ヶ月から3ヶ月も続けていくと、言葉通りのいい顔、いい表情になっていくそうですよ。

２．自分以外の誰かを誉める言葉

周囲にいる身近な人の良いところを積極的に見つけて誉めまくる方法です。これは、当人のいないところで別の人に話すことでも効果があります。

「その服、いい色だね」
「肌がキレイだね」

このような誉め言葉の御利益は、すべて言った本人に返ってくるという性質を持つそうです。

もちろん、誉められた人にもその誉め言葉を本気にした時、御利益が生まれます。

御利益の割合は、誉めた人に七割、誉められた人に三割と考えると妥当のようです。

３．恋そのものを誉める言葉

特に誰に聞かせるというものでもなく、目に見えない「恋愛運」に向かってささげる賛辞です。

「愛することで自分が輝き、相手もさらに輝く」
「人を好きになると、愛の力で強くなれる」

このような言葉を何度も繰り返していると、脳は発した言葉を現実にしようとして、内面にも外面にも影響を及ぼすようです。

そして、それまで閉ざされていた恋愛運が開けれることになるのです。

日々の言葉は私たちの生活を変化させます。
自分達にプラスになる言葉を心がけ、素敵な恋愛を体験してくださいね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！