ロンダ・バーンさん（作家）「「感謝」する生き方」【2008/05/11　585号】

2006年にアメリカで発売された『ザ・シークレット』は既に全世界で販売部数860万部を突破。今年最大のベストセラーと言われています。

著書のロンダ・バーンさんはオーストラリア人。
モーニング・ショーなどTV番組のプロデューサーとして活躍をしてきましたが、仕事のいきづまりや人間関係の瓦解など、様々な苦難に見舞われていました。

失意に沈んでいた50代のある夜、当時24歳だった娘が自室からある本のコピーを取り出してきて、「いいから読んでみて」と手渡したのです。

この本のコピーがきっかけとなり、とてつもない『答え』が見つかろうとしているという直感的な確信を得、歴史上のありとあらゆる偉人や賢者についての調査に取り憑かれたように没頭。行き着いた思いがけない答えを発表したのが本書なのです。

史上最も著名な人々は、何世紀も前に存在していたこの「秘密」を理解していていました。プラトン、ガリレオ、ベートーベン、エディソン、カーネギー、アオンシュタイン等の発明家、理論家、科学者、偉大な思想家達です。

そして、その「秘密」を暴いた本が『ザ・シークレット』なのです。

今回はその「秘密」の中の一つ、「感謝」がもたらす力についてご紹介してみましょう。

この「感謝」について、著書のロンダ・バーンさんは、「もし『ザ・シークレット』の中の知識をただ一つだけ選ぶとしたらそれは感謝です。」とまで述べています。それほど強力な感情ということでしょう。

「成功と富の法則」に関し、多くの著書を持つ、ジョー・ビタリー博士は、人生を好転させるための方法として、「心から感謝できることの一覧表を作る」ことを挙げています。

これにより、今まで自分の持っていないもの、不平不満、自分の問題ばかりに焦点を合わせていた状況が変化します。

エネルギーや思考を転換し、全てが好転する状態になるのです。

また、「成功の科学」を開発したジェームス・レイは、「感謝するということは私にとってとても強力な実習です」と述べています。

毎朝目が覚めると『ありがとう』と言い、毎朝床を踏むたびに『ありがとう』と言います。それから自分が感謝しているものを次々と思い浮かべるのです。

その時に感謝している対象を明確に意識し、心から感謝の気持ちを感じているとのこと。

あの偉大なる科学者アインシュタインは、この「秘密」を知っていて、毎日「ありがとう」を何百回も口にしていたそうですよ。

皆さんは感謝の気持ちを大切にしていますか？
日々の忙しさでついつい忘れがちな感情ではありますが、いつでも感謝出来る習慣を持ちたいものですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！