守屋洋さん(作家)「遇と不遇」【2008/05/25 588号】

守屋洋さん(作家)「遇と不遇」【2008/05/25 588号より】

本日の教え

遇と不遇は時なり

 

守屋洋『中国古典一日一話』より

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本日の教えについて

守屋洋さんは現在、中国文学の第一人者として著述、講演等で活躍中。
三国志や孫子、中国古典等幅広いテーマを題材に、著書を執筆されていらっしゃいます。

 

さて、皆さんは日頃から中国古典を読まれていらっしゃいますでしょうか?「論語」や「老子」など実に2500年前から読みつがれている教えは人生に関する滋養がたっぷりと詰まっており、運の向上に必ずや役立ちます。

 

あの日本一の大金持ちと言われる斉藤一人さんも「論語」を何度も何度も読み返しているとか。

 

私自身も折にふれ中国古典を読んでいるのですが、中でもお気に入りなのが今回紹介する守屋さんの『中国古典一日一話』。

 

「論語」から「史記」、「孫子」まで主要どころの中国古典の中から主だった項目をピックアップ。
わかりやすくかつ非常に心に染みいる一冊となっています。

 

今回はこの本の「荀子」の項目から、「運」にまつわる教えを紹介いたしましょう。

 

ちなみに荀子は、孔子の教えを受け継いで儒教の立場にいながら、性悪説の立場を打ち出した、中国の思想史のうえで特異な位置を占めている存在です。

 

さて、今回の教え。それは、

 

================

 

遇と不遇は時なり

 

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というもの。

 

これは、次のような孔子のエピソードから出てきているそうです。

 

孔子が弟子を引きつれて諸国を遊説していたときのこと。
ある国で政争にまきこまれ、食事も出来ず何日も立往生してしまったのです。

 

その時弟子の子路が、「君子でも、こんなみじめな思いをすることがあるのですか?」と愚痴をもらしたところ、孔子は「誰の人生にも遇と不遇がついてまわる。肝心なことは不遇の時の過ごし方だ」となだめたのです。

 

誰にでも不遇の時期はある。そんな時は悲観的にならざるをえないでしょう。
しかしながら、必ず遇の時がめぐって来る。あわてずさわがず、じっと時が来るのを待つことが大切です。

 

逆に、遇の時にトントン拍子でうまく行くときは、浮かれず騒がず慎重かつ謙虚に生きることが必要でしょう。

 

私の著書にも書いていますが、「運」は自然界のように「流れ」が存在します。

 

天候が変化するように、川が絶えず流れているように、「運」にも変化が存在する。運気の波は多かれ少なかれあるのです。

 

運が良くない時はそれに適した行動をし、浮上の時を待つ。

 

2500年以上も認識され続けている法則です。
ゆったりと大きく運に対して向き合いたいものですね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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