澤谷鑛さん(心理カウンセラー)「心の掃除」【2008/07/06 600号】

澤谷鑛さん(心理カウンセラー)「心の掃除」【2008/07/06 600号】

本日の教え

この「ワーク」は、一口でいうと、恨み・憎しみ・恐怖・不安・怒り・自分自身をとがめる心など、鬱結した感情に消すことにあります。

 

この抑圧感情こそが、しあわせな人生の実現に向け、よきものを引き寄せるのをはばむ、不要なブレーキだからです。

 

澤谷鑛『すべての「結果」は引き寄せられている』より

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本日の教えについて

澤谷鑛さんは、カウンセリングやグループ・セラピーの講師として30年あまり活動。実に20万人を超える指導を行っています。

 

大学時代より文学・心理学の研究の傍ら、主に家族関係のカウンセリングを開始。活動を通して得た経験の中から、出会ったすべての人々の「しあわせな人生の実現」に向けて全国で講演活動を実施しています。

 

今回は、「心の掃除」というテーマで一つの「ワーク」をご紹介いたしましょう。

 

人生をプラスにするためには、前向きな思考を持つことが欠かせませんね。
このような思考を身につけるために大切な手段の一つとして、「マイナス感情を消し去る」ということもポイントになります。

 

ネガティブ要素を取り去ることが、プラス思考に切り替えるための土台を作ってくれるのです。

 

澤谷さんは、恨みや憎しみ、不安や怒りといった感情を「抑圧感情」と呼んでいます。そして、この抑圧感情が良きものを引き寄せることをはばむブレーキとなっていることを明かすのです。

 

さて、ここで抑圧感情を取り去る「心の掃除」のワークの手順をお伝えいたします。

 

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1:赦せない人を紙に書き並べる

 

恨みや憎しみの感情にいたった原因は何か?
赦せない人があれば、紙に名前を書き出します。自分が赦せない場合も書くのです。
赦せない人が何人いても次々に全部書き出します。

 

2:自分の心のありのままを真剣に書く

 

1で書き出した、一番赦せない人からその思いを書いていきます。
相手に見せるものではないので、出し切るつもりで書き出します。
潜在意識に残っていたものが次々と思い出されていきます。

 

3:火をつけて焼却する

 

書いた紙を火をつけて焼却してしまいます。(火の元に注意してください)
このとき、あなたの心のゴミ、毒が昇華していくような気持ちになり、心が晴れ渡ることが実感できるでしょう。

 

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心理学で「観念泄瀉」というものがあるそうです。
「観念」とは、対象者・者への意識や想いということ。
「泄瀉」とは、中国の医学用語で排泄のこと。

 

つまり、心の中の抑圧感情を消し去るという意味です。
このワークはこのことを応用した方法と言えるでしょう。

 

日々、前向きな思考を身に付けようと思っていても、知らず知らずのうちに抑圧感情がゴミのように溜まってしまうもの。

 

そんな「心のゴミ」を取るために、是非今回の「ワーク」を実施してみてはいかがでしょうか?

 

心をスッキリさせ、前向きな思考のための足がかりにしたいものですね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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