喜多川泰さん(作家)「野球選手=飛行機」【2008/07/30 607号より】
本日の教え
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本日の教えについて
喜多川泰さんは大学卒業後、塾を経営。
高校生を中心に英語を教える一方で、授業に取り入れるべく自己啓発の研究を続けました。
後、「ひとりでも多くの若者に素晴らしい人生を送ってもらうためにできることはないか」という想いのもと、『賢者の石』『君と会えたから……』という2冊を上梓されていらっしゃいます。
さて、今回ご紹介する著書『君と会えたから……』は、ご自身の体験をベースにしたファンタジー小説仕立てで展開されています。
将来に対し不安を感じている17歳のヨウスケが一人の女性ハルカと出会うところから始まるストーリー。読んでいくと、私たちが忘れがちになっていたみずみずしい感受性が蘇ることを実感することでしょう。
そして、この本を読み終えた後あなたの心にはこのストーリーが強く残り、大切な宝物として存在することと思います。
大きく心を揺さぶられるなんとも素晴らしい本なのです。
今回はハルカを通じて喜多川さんが伝えたかった教えを一つをお伝えいたします。
皆さんは自分の「将来の夢」について、書き連ねたことがあると思います。
小学生の時などは「プロ野球選手」と書いた人が多いことでしょう。
喜多川さんはご自身の夢は年齢と共に書き変えていくことをアドバイスしています。そして、それは夢を諦めることではありません。
ある職業に就くということは、自分の夢を実現するための一つの手段を手に入れるということでしかないということなのです。
物語の中で、ハルカはこのことを説明するフレーズとして、
『プロ野球選手』=『飛行機』
という文章を挙げています。
これは一体どのようなことなのでしょうか?
例えば、「北海道に行きたい」という希望があるのに、何かの理由で飛行機に乗れないとします。
ここで諦める必要はなく、電車やバス、船などいろいろな経路はいくらでも存在するのです。
そして、職業に関しても、飛行機と同様に夢に到達するための手段の一つでしかないというわけです。
私自身、小学生の頃の夢は「漫画家」になることでした。
手塚治虫に憧れていたことを思い出します。
現在、この夢はメルマガを通じて本を発行したり、本業を通じてクリエイティブな企画を立てたりといったことでつながっていると私は感じています。そして、そのことは日々私をとても楽しくするのです。
時折、なりたい職業に固執してしまい、非常にもったいないと感じてしまう人を見かけます。
職業は手段の一つしかない。真の「夢」を理解して動くことで、あなたが満足できる日々を送ることが出来るでしょうね。
あなたの真の「夢」が実現し、幸せな生活を手に入れることを心より願っております。
それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!
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