石原加受子さん（心理カウンセラー）「まるごとの自分」【2008/08/18　614号】

石原加受子さんは心理カウンセラーとしてご活躍。
心理相談研究所オールイズワンの代表でもいらっしゃいます。

「思考、感情、五感、イメージ、呼吸、声」などをトータルにとらえた独自の心理学を展開。セミナーやカウンセリングなどを行い、心が楽になる方法、自分の才能を活かす生き方を提案しています。

今回は、「長所と短所」というテーマのお話です。

皆さんは自分の「長所と短所」の合計を100％だとすると、長所と短所の割合はどのようになっていますでしょうか？
長所の分量が多いですか？それとも短所の分量のほうが多いですか？

その分量で、あなた自身が、自分を肯定的にみているか、否定的にみているか、それを確かめることが可能です。あなたはどちらでしょうか？

もし、否定的にみている割合が高いという方がいたら、次の話を覚えておくと良いでしょう。

心理の法則でいうと、「そこに注目すれば、それはエスカレートする」というのがあり、短所を直そうとすると、その強いこだわりがマイナスになって、よけいにその短所がエスカレートしてしまうそうです。

そこで、石原さんは次のように考えることを薦めています。

それは、長所と短所で100％と考え、短所を直そうとするより、長所を伸ばすことに意識を向けるのです。それも、長所を伸ばそうと「思う」より、どれだけその長所を「楽しむことができるか」が重要とのこと。

あなたに備わっている性格は、あなたの使い方次第で、長所にも短所にもなりうると石原さんは伝えています。そして、その使い方こそが問題なのです。

大事なのは長所を伸ばすこと。長所を伸ばすと、短所はその分だけ減っていきます。
さらに、短所が気にならなくなっても来るのです。

このような意識を持ち続けていくと、あなたは「こんな長所があって、こんな短所も好き」とどんな自分であっても認められる自分になることが出来るでしょう。
これはとても素敵なことです。

「自分のいいところを伸ばす」努力をする。
そんな前向きな心を持ちたいものですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！