天外伺朗さん(AIBO開発者)「内発的報酬」【2008/11/16 643号】

天外伺朗さん(AIBO開発者)「内発的報酬」【2008/11/16 643号より】

本日の教え

仕事でも遊びでも、ボーッとしているときでも、内発的報酬に基づくフローもしくはマイクロフロー状態を大切にすることが、スムースな人生の秘訣といえよう。

 

天外伺朗『運命の法則』より

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本日の教えについて

天外伺朗さんはスピリチュアルに関する著書を出されている作家。
瞑想をたしなんでいらっしゃいます。

 

そして、天外さんの本名は土井利忠といい、ソニーにおいてAIBOやCD開発といった数々の業績を打ち立てた技術者でもあります。

 

世間に革命を起こした製品の数々。
それを生み出す過程において、天外さんは「運命」について追及されています。

 

今回は、そんな天外さんがつかんだ、運勢の向上法をお伝えいたしましょう。

 

天外さんはAIBOの開発において、数々の幸運に見舞われたといいます。
これらの幸運があの世間をにぎわせた製品を生み出す後押しになったのです。

 

ではなぜ幸運を呼んだのか?
そこには、開発チームが、「フロー」という状態になっていたからであると天外さんは主張します。

 

自らの内部からこみ上げてくる喜びや楽しさを追い求めると、人は「フロー」という状態に入ることができるのだとか。

 

「フロー」は人にとって、喜びや楽しみの原泉であり、なおかつ、好運を招き寄せることが可能になります。
「フロー」とは「流れ」を意味します。

 

さて、「喜びや楽しみ」が「フロー」の原泉であるとのことですが、ここでは「外発的報酬」「内発的報酬」という言葉で説明してみましょう。

 

「外発的報酬」とは、自分たちの外の基準で生まれる報酬。
つまりは、金銭、地位、名誉などに対する期待や処罰や不名誉に対する恐れのことです。

 

一方、「内発的報酬」とは、自分の心の中で生まれる報酬。
たとえ無益なことであっても、内部からこみ上げてくる喜びや楽しさが生まれるケースになります。

 

そして、この「内発的報酬」こそが、幸運を招き寄せるきっかけになるのです。
AIBOの開発チームは、内側からワクワクする「内発的報酬」が働いていたのです。

 

このようなことは皆さんも経験があるのではないでしょうか?
利益に関しては全く度外視して、とことん自分の心の楽しみだけを糧に目の前の作業に集中したことが。

 

このような状況になると、思わぬ好結果を生むものなのです。

 

自分自身が心からワクワクすることに没頭する。
これが運を呼びよせる秘訣なのです。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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