「評伝 バラク・オバマ」渡辺将人著【2014年5月4日】

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オバマ氏の訪日時、東京では厳戒態勢がしかれていました。改めて彼の生い立ちやバックボーンを知りたいと思い、手に取った一冊。子供時代の友人など多くの関係者にインタビューを敢行。多角的にオバマ氏の実像を浮き彫りにしています。

 

まずわかったのは、子供時代から社会人初期にかけて、友人や関係者のほとんどが当時、オバマ氏が大統領になるなんて夢にも思ってみなかったと回答しているということ。大統領になるのにふさわしい能力の片鱗を感じさせず、TVで選挙戦に立候補しているを見て大変驚いたと語る方が大半なのです。
実際、政治の世界でも大統領選挙が始まる前までほとんど無名の存在だったそうです。

 

また、「黒人初のアメリカ大統領」とされているオバマ氏ですが、旧知の人たちは彼を黒人だと認識していなかったという点も面白い。元々はアメリカ人とケニア人
のハーフとして生まれ、その後インドネシアに移住します。つまり、初のアジア系大統領という側面も持ち合わせているそうです。「黒人」としているのは、選挙戦略
の一貫で、黒人票を取り込むためでもあるとのこと。また、妻のミシェル夫人の存在イメージも相当大きいようです。

 

但し、人種差別に対する想いは昔から強く、オバマ氏の現在の平和主義というスタンスは彼が生きている中で育まれた一貫したテーマのようです。強い理念に突き動かされて行動した結果が今のオバマ氏の行動の源になっています。

 

リアリストと評されるオバマ氏ですが、過去の大統領の中でも熱い想いで理想を持っている人物である一方、子供時代からしばらくは「いたって普通の子」として評価されていることが興味深かったです。

 

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