潜在意識を有効に活用する方法その2【2014年5月18日】
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3月16日発行分のメルマガで潜在意識の有効活用方法についてお伝えしましたが、その続きです。
前回のメルマガで私の潜在意識活用法として、具体的な達成期日を書きこまないとお伝えしました。もし期日までに達成しないと自己嫌悪に陥り、マイナスイメージを持ってしまうというのがその理由です。
そこで思い浮かんだのがワタミ創業者の渡邉美樹氏のことです。
渡邉氏はおよそ10年ほど前に『夢に日付けを!』という本を出し、またその本のメソッドを反映させた手帳も販売していました。彼は本のタイトルの通り、夢の実現には具体的に期限を設定することが大事であると主張していました。
そして現在。渡邊氏の会社・ワタミはみなさんご存じのとおりブラック企業の代名詞とされ、岐路に立たされている状況です。イメージ悪化による人材不足によって引き起こされた店舗の閉鎖、そして上場以来初の業績赤字に陥りました。
何よりもワタミグループの企業イメージが大きく損なわれていることはあらゆる面で大きな痛手になっています。さすがにこの状況を渡邊さんも予期していなかったでしょう。そして、この現象は「夢に日付け」を入れ、その実現に向け邁進することの弊害が引き起こしてしまった印象を受けます。
一度達成目標の期限を決めると、その期限に向けて「何としても達成させよう」という想いが働きます。そして、意志が強ければ強い人ほどそれこそ無理をして
でも達成させようともがくでしょう。そして、結果を追い求めるあまり様々な予期せぬひずみが起きてしまう。。
社員や利用客の満足度を軽視することによって起こる、トラブルの数々。
いつしかブラック企業と呼ばれるようになってしまった要因に一つとして、この「夢に日付けを設ける」ことの反作用が起きているのではないでしょうか。
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ここで大切なことは、定めた夢自体が社会により良い影響を与えるものであり、このことこそファーストプライオリティにすべきであるということです。
目標設定とその遂行の過程においては、「周囲の人々の幸せを第一に考えているか」ということを常に頭に入れておく必要があり、やはり実現の期限はある程度ぼんやりさせておいた方が良いでしょう。
自分の信義や信念といったことを何よりもまず優先させていきましょう。
※このテーマは次回も継続して、「その3」へ続きます。
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