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200万部を超えるベストセラーとなった「バカの壁」の著書である医学博士の養老孟司さんが人生相談に答え、その内容を爆笑問題の太田光さんがフォローする形式。

養老孟司さんお独特の視点に元々興味があるのですが、中でも「自然」との向き合い方が素晴らしいです。

例えば、「子供は自然そのものである」と述べており、「緑」や「環境」に非常に近い存在であるとしています。そのため、子供が突然泣いたりすることは、
予測がつかない「自然」なので当然の事象であり、今の社会で子供が問題になってくるとすれば、大人が自然の取り扱い方というものを忘れてしまったことに起因
すると述べています。

さらに、少子化問題についての根本的な問題も、我々大人が都会という自然から離れた環境で過ごすことによって起きた当然の帰結であると伝えています。

確かに、特に都心部で生活する人にとって、普段から自然に接するという機会はかなり減っています。そのことが遠因的に物事をおかしくしているという大局観には唸らされるものがあります。

世の中について深く、いろいろな角度から考えさせてくれます。

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