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ブラック企業の問題が騒がれている中で「超ホワイト企業」と言われているのが岐阜県にある未来工業株式会社。『電気設備資材、給排水設備およびガス設備資材の製造販売』を事業ドメインにしている上場企業です。

休日数日本一（年間180日！）、副業OK、報連相禁止、命令禁止、ノルマ禁止、70歳定年…等々インパクトのある決まりが数多く存在。70歳までお給料があがりっぱなしというのもすごい。当然、社員もなかなか辞めないので採用を控えているほど。それでいて、1965年の創業依頼、赤字なしで高い経営利益率で成長。その成長の理由を創業者が語っていくという内容です。

ポイントは2つ。まずは、「徹底した差別化」。「よそと同じものなら作らない」という徹底したポリシーを貫き、さらに安売りはしないことで高い利益率を効率良く維持することに成功。例えば、「ネジの色を変える」ということだけでも差別化になり販売増に貢献したり、たとえ失敗してもその世金は問わないというからかなり肝の据わった経営者であると感じます。

もう一つは、社員のモチベーションを上げるために「餅を与える」ことをずっと考えていること。多い休日、高い給与といったような施策で社員を幸福にすると社員も一生懸命に頑張らずにはおられない状況になってしまうとか。

社員に餅をあげならしっかりと成長を続けているというのはとても素晴らしい。そして、山田さんの前例やデータにとらわれることなく自分の頭でしっかりと考えて実行に移している姿勢はすごいと感じました。

まさに「不可能なことはない」を地でいく会社。これを読むと「常識」がいかにわれわれの可能性を縛っているかがよくわかります。

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