「オウム事件17年目の告白」上祐史浩著 有田芳生検証【2014年11月2日】

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オウム信者で指名手配されていた平田信、菊地直子が逮捕された2012年の年末に出版された本。オウムの幹部であった上祐氏の17年前の一連のオウム事件の回顧録、さらには現在の想いについて言及しています。改めて様々な事実を知ることが出来ました。

 

上祐氏は事件後、オウムの後継教団であるアレフに在籍していましたが、麻原一族との対立を経て今は「ひかりの輪」という小規模のサークルを設立しているそうです。

 

この本では麻原氏による洗脳ぶりが書かれ、衝撃を受けますが、上祐氏もその洗脳がなかなか解けず苦悩する状況が記載されています。その根本にあるのは「父の存在(上祐氏の父は浮気をして離婚。離れ離れになったとのこと)」であり、麻原氏を父のように感じてしまったことが要因にあるとうです。両親の影響というのは大人になってもつきまとい、大きな割合を占めるものなのでしょう。

 

長い葛藤を経て麻原氏の洗脳が解かれ、「ひかりの輪」では内観を行っているのですが、そこで、本当に尊敬すべき存在は両親であったと述べています。今になり、両親の苦労を改めて感じ、感謝の念を想うという心境の変化を語っているのは心に残りました。

 

親の存在というのはきってもきれない関係であり、一生をかけて続いていくものなのでしょう。また、普通の人があっさりと洗脳される恐怖も感じました。心が弱くなった時は注意が必要なのかもしれません。

 

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★今回ご紹介した本はこちらからご購入出来ます★

オウム事件 17年目の告白

1728円

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