天外伺朗さん。読み方は「てんげしろう」。もちろんペンネームです。

天外さんは某一流メーカーの重役員。そして、犬型ロボット「アイボ」の開発責任者でした。
過去には、ＣＤ(コンパクトディスク）の開発者の一人でもあった超一流の技術マンです。

そんな天外さんのもう一つの顔。それは、瞑想などを通して、心の問題を追及している人物であるということ。

今回は天外さんが物事の事象の原因を解き明かしてくれます。

自分たちの身の回りで起こる様々な出来事。
この出来事は決して偶然ではなく、必然の結果であると天外さんはおっしゃいます。しかも全て自分が引き起こしたことなのです。

例えば、病気や事故などの不幸。
これらは、自分の表層意識ではつかみきれない潜在意識に潜む否定的な感情が表に出ただけなのです。

心の奥底に怒りの感情があると、その怒りが出てくるような現象が外側に実現し、悲しみの感情があると、その悲しみが実現するような現象が起こるのです。

よく、成功哲学で「イメージすればそれは現実化する」と言われながら、現実はなかなか願望通りにいかない原因は、このことと関係があるようです。
表層意識で良いイメージをしても、潜在意識がマイナスだと効果が薄いのです。

それでは、心の奥底に潜む、否定的感情を拭い去る手法はないものでしょうか？

天外さんはこの手法について、いくつか紹介しています。

中でも、最も大切なことは自分の感情を無理に抑え込まないこと。
怒りや悲しみをこらえて我慢してしまうと、潜在意識の中に留まってしまいます。

怒りや悲しみなどのマイナス感情が出たら、逆に発散するチャンスととらえてみましょう。

例えば、その感情に色や形をつけてみて、それが体を離れて行くイメージをしてみる。
あるいは、他人に迷惑をかけないで、一人で出来るストレス発散方法を実施する。

このように、否定的感情が出てきた時、それをはずす努力を続けていると、潜在意識の中のマイナス感情はじょじょに減り、結果、不幸な物事は発生しにくくなり、望んでいた幸運が起こりやすくなるはずです。

実際、麒麟も試してみましたが、これは特に効果があると思います。是非、試して欲しいことの一つです。
何よりも嫌な感情を消していくというのは、実にスッキリするものです。

それでは、今日も一日皆さんに幸せが訪れますように！！！