「本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事」高瀬毅著【2015年2月8日】

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この本で取り上げている「幅允孝」という人物はブックディレクターという仕事を生み出した人物です。

 

ブックディレクターの仕事はクライアントの意向に沿って、本棚作りをすること。単に本を棚に並べるだけではなく、並べる本のチョイスにもその能力が問われます。

 

クライアントからの依頼内容は例えば、企業の受付に本棚を設置すること。その企業の姿勢がわかる本を選定し、センス良く並べる。その企業を来訪した部外者がその本棚を見て、企業に対し良いイメージを持ってもらうのです。

 

他にも病院のリハビリ室や銀行の接客室、大学生協等クライアントは多岐にわたります。顧客や患者、学生が興味を持ってくれる本を選び、並び方もひとひねり、ふたひねりします。とてもユニークな仕事で、「情報の整理」でお金を生み出せるということがすごいですね。

 

巻末には「ブックディレクター」としての仕事の実績リストが書いてあるのですが、その中で私も行ったことがあるのは、六本木ヒルズにあるツタヤの本屋でした。そこではベストセラーではない本がたくさん売られており、また、店内にスターバックスがあり、何とコーヒーを飲みながらお店に陳列してある本を手に取って読むことが出来るという個性的な店舗なのですが、これも幅さんの仕事だったのです。この店舗の売上は他のツタヤに比べとても良いそうです。

 

幅さんは子供の頃から本が大好きで書店や編集者勤めを経てこの職業を創出しました。好きなことをとことん突き詰めていくとこんなことも仕事になってしまうのだなあと驚いてしまいました。

 

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★今回ご紹介した本はこちらからご購入出来ます★

本の声を聴け―ブックディレクター幅允孝の仕事

1998円

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