「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」金子哲雄著【2015年7月01日】

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今年に入り一番衝撃を受けた本になりました。著者の金子哲雄さんは流通ジャーナリストとして活躍され、「ホンマでっか!?TV」など多数のテレビ番組にご出演されていた方です。

 

肺カルチノイドのため2012年10月2日に41歳で死去されるのですが、本書は死を宣告され、いつ死んでもおかしくない状況の中、お亡くなりになる一か月あたり前から執筆を開始し、死の5日前、9月27日に書き終えたものになります。

 

前半は自分の生い立ちから流通ジャーナリストとして人気を得るまでを描き、後半は死の宣告をされてから生き抜こうとする奮闘記が書かれています。大きな病院がいかに利己的に機能しているかなどがわかります。

 

興味深いのは8月22日に危篤状態に陥り、死にかけた時に奇跡的に息を吹き返した事。この現象は医学的にも説明出来ないそうなのですが、この時、金子さんと奥さん2人ともが死のお迎えが来た気配を感じ、「やり残したことがあるのでもう少し待ってください」とお願いしたという記述です。

 

ここで命が伸びなかったら本書は生まれなかったのですから実に不思議な出来事です。

 

金子さんは動ける最後の最後まで仕事をこなします。

 

本の執筆は9月27日で完成しますが、その後、奥さんによる「あとがき」が続き、本書を書き終えた後、金子さんが命を失うまでの様子を書いています。

 

死ということに関し、ここまで深く考えさせてくれたことはなかったのではないかという程、インパクトを与えてくれました。金子さんの魂が間違いなく刻まれています。

 

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★今回ご紹介した本はこちらからご購入出来ます★

僕の死に方 エンディングダイアリー500日 (小学館文庫)

576円

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