今村暁さんは、日本起業家研究所の所長でいらっしゃいます。

北海道大学を卒業後、大手銀行を経て26歳の時に起業。
様々な分野を対象とした人材育成に精力的に活動しています。

神奈川を拠点とした学習塾でビジネスを成功させる一方、中小企業から上場企業まで100人以上が集う経営哲学実践塾を主宰。

また、アスリートのメンタルトレーニングも行い、ボクシングのWBC世界チャンピオン川嶋勝重選手を育てた実績もあります。

今回は「心質を育てる」ということについて。

人が成功をつかみ、幸せになるためには「良い心質」を持つことが大切であると述べる今村さん。

では、一体「心質」とはどのようなものなのでしょうか？

それは、言わば「体質」の心版といったもの。
現状の体質が思わしくないようであれば、当然体質改善が必要ですが、心の面でも同様にその質を改善していく必要があるのです。

幸せ「心質」になるために必要なこと。
それには当然、プラス思考を心がける、そのために良い言葉を口にする習慣を身に付けることです。

このことは「運の達人」読者なら既にご存知のことと思われます。

しかしながら、精神状態がどん底の人や意欲を失っている人には、この部分だけを刺激しようとしてもなかなか効果が出にくいのが事実。

このような人が良い言葉を1000回繰り返したとしても簡単に「心」は動いてくれないと今村さんは述べています。

このような状況に対し、今村さんは、まずは「表情」「動作」「姿勢」といった面から改善していくという方法を薦めています。

それは、笑顔になることであったり、背筋をきちんと伸ばして座ったりすること。このような動作は「小脳」にダイレクトに働きかける効果があるのです。

一瞬、「笑顔や姿勢がポジティブシンキングとどう関係があるの？」なんて思えてしまいますが、よくよく考えると納得のいくお話です。

生け花や書道など昔からの伝統文化なども姿勢や作法にこだわりを持っていますが、これなども自分たちの思考に良い影響を与えるということが理解されているからこそなのかもしれません。

また、ニュースで見たことなのですが、犯罪者の特徴というのは総じて生活がだらしなくなっていることが多いようです。

姿勢や動作を正す、あるいは掃除をきちんと行うといったようなことは私たちが思っている以上に「幸せ」にリンクしていることなのかもしれません。

まずは、笑顔を多くしたり、姿勢を正すことを意識してみませんか？
あなたの脳にきっと良い影響を及ぼすでしょう。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！