【感想】『ほんまにオレはアホやろか』水木 しげる著【2016年01月01日】
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『ゲゲゲの鬼太郎』などで私たちを楽しませてくれた漫画家の水木しげるさんが11月30日に享年93歳でお亡くなりになりました。
この時、ちょうど本書を読むタイミングだったので、気持ちを込めて読むことになりました。
元々、人気漫画家はその多忙さから早くに亡くなられる方が多いです。手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子・F・不二雄は60歳位で亡くなれています。
そんな中、水木しげるさんは人気が出て忙しくなっても、1日10時間睡眠を続けました。ご自身は長寿の秘訣として、「よく寝ることが大事」と生前、語られています。私も睡眠を優先して生活するタイプですが、それは水木さんのこの言葉の影響が大きいです。
本書では、水木さんが人気漫画家になるまでの半生が綴られています。
実は、水木さんが人気漫画家になったのは40歳を過ぎてから。それまでは極貧の生活がずっと続いていました。
先月紹介した『アンパンマン』のなやせたかしさんもそうですが、世代を超えて愛され続ける作品を生み出すのはそれだけのパワーと苦労が必要ということなのかもしれません。
水木さんの人生の中で大きな影響を受けたのは、戦時中に兵隊として赴いた南の島での原住民との交流です。
その島の人々は必要最低限の仕事しかせず、後は1日楽しく過ごしている。文明は発達していないが、みんな幸せそうで、水木さんはここに住むことを真剣に考えていたようです。
「アクセク働くこの社会はどこかおかしいのではないか」という疑問が水木さんには常にあり、その価値観が水木作品に溶け込んでいるのだということがわかりました。
水木さんは、「幸せになるための7つの法則」というのを提唱しているのですが、その中の一つに「怠け者になりなさい。」というのがあります。
価値観にとらわれることなく、自分にとっての「幸せ」は何なのかを考えてみることは、とても大切なことといえるでしょう。
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