鈴木秀子さん(国際コミュニオン学会名誉会長)「こころの目」【2006/12/23 375号】

鈴木秀子さん(国際コミュニオン学会名誉会長)「こころの目」【2006/12/23 375号より】

本日の教え

怒り、僻み、妬み、嫉妬などネガティブな感情は、見える世界に傾くほど激しく湧き起こってきます。

 

鈴木秀子『あなたはいつも守られている』より

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本日の教えについて

鈴木秀子さんは、国際コミュニオン学会の提唱者としてご活躍。

 

東京大学大学院人文科学研究科の博士課程を修了。
文学博士となり、ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭を取ります。
のち、聖心女子大学教授となり、国際文学療法学会会長に就任することに。

 

さて、冒頭で紹介した、「コミュニオン」という言葉。
これは、「私たちがみな心の深いところでつながっていて、お互いに影響しあいながら調和を持って生きている」という考え方です。

 

学会では、そのような同じ気持ちをもった仲間が共に語り合い、理解し合い、学び合っていくかけがえのない場として活動するNPO法人(非営利団体)なのです。

 

今回は「こころの目」というテーマでお話いたします。

 

鈴木さんは、「目に見えない世界」に目を向けることの大切さを訴えます。
それでは、この「目に見えない世界」というのはどのような世界なのでしょうか?

 

「目に見えない世界」の逆になるのは「目に見える世界」。
これは私達が実際に目の当たりにしている、現実世界・物質的世界であると言えます。

 

地位や才能、学歴、家柄、美貌、体力、財力、生い立ちなどは全て「目に見える世界」の産物であると言えるでしょう。

 

鈴木さんは、この「目に見える世界」が表面の部分であるのに対し、その根っこにはこころの目で見る「目に見えない世界」が存在すると述べています。
そして、「目に見えない世界」で人間は一つに合流するのです。

 

「人の命は平等に与えられ、しかも深いところでつながっている」これこそが、「目に見えない世界」の根本原理となります。

 

例えば、人間は死ぬ直前、物質的な豊かさを願うよりも、大切な家族や、友人とのかけがいのない関係を強く願うそうです。
これなどは物質的世界を超越した「目に見えない世界」の存在を強調する出来事です。

 

そして、大切なことは、見えない世界と見える世界とのつながりをきちんと理解し、しっかりと根をはったうえで、見える部分でそれぞれが個性を発揮し活躍することなのです。

 

例えば、「目に見える世界」だけにエネルギーを注ぐとどうなってしまうでしょう?

 

地位や財力などを最優先に考えてしまうと、その行き着く先は争いになります。
妬みや嫉みが激しく沸き起こり、その人は決して幸せであると言えないでしょう。

 

「目に見えない世界」。それは、人や周囲との調和であったり、全てのものに対し、やさしく、大切に思うことであったりすることだと思います。

 

鈴木さんの本にも紹介されていますが、サン=テグジュペリの童話『星の王子さま』の

 

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目に見えないんだよ」

 

という一文を思い出させます。

 

物質的世界にとらわれすぎず、「目に見えない世界」を大切にする。
現代に生きる私達にとっては、ますます重要になってくる考え方だと思います。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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