中井俊已さん（作家)「失敗について」【2006/12/27　377号】

中井俊已さんは作家としてご活躍。

中井さんは長崎大学教育学部在学中にローマにてヨハネ・パウロ二世教皇よりカトリック受洗を受けます。

長崎の精道学園教諭として教鞭を取るかたわら、長崎新聞のコラム連載を機に、執筆、講演など幅広くご活躍。

現在は作家、教育コンサルタントに専念。
14万部のベストセラーとなった『ラッキー！』『ハッピー！』シリーズをはじめ、多くの著書を出されています。

中井さんが出されるメッセージは含蓄が深く、心に強く響くものばかり。
今回はそんなメッセージの中の1つをご紹介いたします。

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失敗した人だけが
失敗した人の気持ちがわかる
悲しさの数ほど
優しくなれる
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人は様々な体験をします。
もちろん、嬉しいことや喜ばしい出来事にも遭遇しますが、一方で失敗や悲しい出来事にもぶつかります。

しかしながら、中井さんはこのことも人が成長するには欠かせない事であると述べるのです。

人の心の痛みを理解するということはなかなか難しいこと。
そして、自分にも似たようなことがあってこそ共感出来るのです。

様々な失敗を重ね、人から笑われたり、失恋をしたり、どん底を味わった経験をした人は強く、他人の痛みを分かちあえる力を持っています。

悲しさの数ほど、他の人に優しい人になれるのです。

周囲の人々の支持を得るには、このように失敗の経験を持ち、人の心の痛みを理解することが大切なのだときりんは思います。

今、なかなかうまく行かないという人は、実は、大きく飛躍する前段階の、「人の気持ちを理解する」という修行を行っているのかもしれません。

失敗は決してマイナスではありません。
自分の幅を広げるための、とても大切な要素なのです。

人の心の痛みを理解し、優しさを持った人になりたいですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！