天外伺朗さん（AIBO開発者）「あるがまま」【2007/04/11　407号】

天外伺朗さんは、あのソニーの犬型ロボット『AIBO』の開発責任者です。

大学で電子工学を専攻した後、ソニーに入社。
今はDVDが主流ですが、CDの共同開発者でもあります。

一方で瞑想をたしなみ、「この世」以外に「あの世」が存在するとを確認し、その概念規定を作りだす活動も行っています。
宇宙の仕組みをテーマにした著書も多く出されています。

ビジネスの第一線でご活躍された人が、一方で精神世界に深く関わりがあるということはとても興味深いことですね。

今回は、天外さんより、楽に、スムーズに生きるための方法をご紹介いたします。

キーワードは「大きな流れに身をゆだねる」ということ。

普段からなるべく肩の力を抜いて、自分自身に素直になる。
本当の自分自身につながっていく、あるいは、より純粋になっていくことで全体の風の流れを感じるようになるのではと述べています。

実例として、天外さんは、CDの開発時の体験を挙げています。
この偉業も流れに身をゆだねた結果であるとのこと。

入社後に留学を命じられ、たまたま興味本位で出たゼミの内容がCD開発にとって一番重要な理論だったそうです。

一見、まわり道に見えるこれらの時期は、自分で準備して出来たのではなく、自然に準備されました。
天外さんはこの流れに素直に身をゆだねていたわけです。

アメリカには「ニューエイジ」という思想がありますが、この思想こそ天外さんの主張と合っています。

宇宙が出しているいろいろな信号を敏感に受け止め、従うと、必要なときに必要な人に会え、必要なことが起きて、やることが全てとんとん拍子にうまくいくという考え方です。

これは、「自分は宇宙に愛されているんだ」という自覚が大切であると天外さんは述べています。

皆さんも、自分の力ではなく、自然な流れで人生が変化したという経験があるのではないでしょうか？
周囲の人々を見てもうまく流れに乗って気持ちよく人生を過ごす人もいるものです。

なかなか難しいかもしれませんが、流れに身をまかせ、その流れをキャッチ出来るように意識してみましょう。
あなたに思わぬ幸運が巡って来ると思いますよ。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！