中野裕弓さん(人事コンサルタント)「愛のコーヒーカップ」【2007/04/29 412号より】
本日の教え
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本日の教えについて
中野裕弓さんは人事コンサルタントとしてご活躍。
2001年にベストセラーになった『世界がもしも100人の村だったら』の翻訳者でもあります。
元々はある外資系の銀行で総務・人事の仕事をしていた中野さん。
その頃はストレスをいっぱいためていたOL生活を過ごしていたそうです。
きっかけは、自分と向かい合うという新しい習慣でした。
静かに瞑想するということにより、≪もう一人の自分≫と出合い、中野さんの人生に奇跡が起こり始めたのです。
その数年後、1993年から4年余りワシントンDCにある世界銀行本部で人事カウンセラーとして勤務。
98年からは活躍の場を日本に移し、講演活動や企業のコンサルティング、キャリアコーチを行います。現在は「争わないコミュニケーション」の大切さや、誰も泣かない「Win?Winの問題解決」のスキルを各地で広めていらっしゃいます。
今回は中野さんによる「愛」をテーマにしたお話です。
中野さんが、自分のことよりも周りの人のことばかりに一所懸命に心を配ってボロボロになっている方とお茶を飲んでいた時のこと。
中野さんは、「コーヒーカップ」を例えにこんなアドバイスをしたそうです。
自分のコーヒーカップは空っぽなのに、人のコーヒーカップばかり注ごうとしている。
人にばかり注ぐのはやめて、まずは自分のカップをまず満たすのが先。
コーヒーを愛に例え、ひたすら自分のカップにコーヒーを注ぎます。
そのうちにあふれてしまうかと思いきや、そのカップの底には自動開閉の弁がつき、そのからは透明のビニール管が相手のカップに伝わり、相手のカップも満ちるのです。
つまりは、自分を愛し、満たすことにより、その愛のエネルギーが周りの人に自然に伝わり、幸せにしていくというわけです。
人はエネルギーが下がっていたり、被害妄想だったりすると、行く所、行く所「ちょっとどいてよ」なんて文句を言いたくなるもの。
そして、同じ人でも、エネルギーがいっぱいあって幸せな時は、どこへ行っても「ありがとう」とか「どうぞ」という言葉が自然に生まれるのです。
愛は作るものではなく、あふれ出すエネルギー。
まずは自分を愛し、満たしていく必要があるのです。
過去、「運の達人」で与えることの重要性をお伝えして来ましたが、それさえ、自分自身が満たされていないことには与えることさえ出来ません。
そして、自分が愛に満たされていれば「波長の法則」により、より多くの愛が引き寄せられることになるでしょう。
自分自身を愛し、甘やかしてあげるということはとても大切なことなのです。
それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!
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