永守重信さん(日本電産社長)「先憂後楽」【2007/05/06 415号】

永守重信さん(日本電産社長)「先憂後楽」【2007/05/06 415号より】

本日の教え

しかし、わたしは「運」の活かし方には公式があると思っている。
その代表的なものが本書で繰り返し述べていこうと思う「先憂後楽」の精神だ。

 

永守重信『人を動かす人になれ!』より

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本日の教えについて

永守重信さんは日本電産社長としてご活躍。
2004年に日本経済新聞で実施した「平成の名経営者ランキング」では、見事に1位となっている、ビジネス界今非常に注目されている名経営者の1人です。

 

日本電産を創業し、現在は精密小型モーターの開発・製造において世界一のシェアに。僅か30年程度で国際的な電動機メーカーに成長したのです。

 

さらに、永守さんは「平成の再建王」の威名をとり、積極的なM&Aを実施して、傘下とした経営不振企業を短期間に次々と再生してきました。
今まで何と23社の再建を手がけ、しかも「23勝無敗」というから驚きです。

 

再建手法の特徴は、社長など経営陣は代えず、人減らしもしないで、仕事のやり方を徹底的に変えるというもの。

 

ご自身も長年、会社に朝6時50分に出勤し、帰りは午後11時過ぎ。
元旦以外は土日祝日を含めて全て仕事をするという徹底ぶり。この姿勢が多くの人々を惹きつけ、尊敬を集めているのです。なかなか出来ることではないですね。

 

永守さんの著書『人を動かす人になれ!』は1998年の発売以来、今も版を重ねるロングセラーに。
男性のビジネスマンでしたら、バイブルのように読まれている方も少なくないと思います。

 

今回は、そんな永守さんの運に対する哲学をご紹介いたします。

 

永守さんは、人生の中で運が七分で努力が三分。
もしくは、それ以上運に左右されるかも知れないと述べています。
松下幸之助さんもそうですが、名のある経営者は運を非常に大切にされていますね。

 

永守さん自身、生まれてから現在まで、要所要所で「運」に恵まれ、自分一人の力ではどうにもコントロールできない、天の配剤があったそうです。

 

そして、永守さんが出会った全ての人に「永守と出会えてよかった」「日本電産と関係が出来て運が向いてきた」と喜んでもらえるよう、「運」をフル活用しなければならないと考えていらっしゃいます。

 

そんな永守さんによる「運」を活かす公式。
その代表的なものが「先憂後楽」です。

 

目の前に山積みになっている仕事。出来れば明日に回してしまいたいという誘惑にかられてしまうことでしょう。
しかしながら、ここで楽をとるとやはり大きなチャンスを逃してしまうことになるのです。

 

何やら耳の痛い話ではありますね。
しかしながら、ここで我慢して苦しさを超えた人に、幸運が待っているということでしょう。

 

ビジネスで運を活かすためには、このように困難に打ち勝つ力強さを保つことが大事なのだと思います。

 

たとえ、今苦しくてもいつかはそれが報われる日が来るものですし、たとえ失敗しても貴重な財産になるのです。
是非とも見習いたいですね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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