ジョー・ヴィターレさん（作家）「法則の発動」【2007/06/17　428号】

ジョー・ヴィターレさんは、作家としてご活躍。

マーケティングのスペシャリストとして世界トップファイブの一人でいらっしゃるジョー・ヴィターレさんは、認定された催眠療法士でもいらっしゃいます。

世界的なベストセラーとなった『スピリチュアル・マーケティング』をはじめ、『催眠著述』『脅威のマーケティング力』など数多くのベストセラーを手掛けてきました。

現在は、奥さんやペットたちと共に、テキサス州オースティンの郊外に住んでいます。

さて、今回は豊かさをもたらす「ある法則」に注目してみましょう。

その法則とは、「豊かさは与えたものに比例する」というもの。

「運の達人」の読者ならばよくご存知のことと思われますが、仕事やお金、愛情などあらゆることは「与える」という行為により、流れ出し、自分の元へと巡って来るのです。

ジョー・ヴィターレさんは、ご自身の著書でも、収入が増えれば増えるほど差し出す金額を増やしていったアメリカの大富豪、ロックフェラーやアンドリュー・カーネギーの事例を出しています。

さて、このような法則があるにも関わらず、法則が発動しないことがあるようです。
それは一体、どのような時なのでしょう？

ジョー・ヴィターレさんは、何年も地元の教会に寄付を続けているにもかかわらず、少しもお金が増えない婦人に会ったそうです。

ここでは、なぜ上記の法則が動かなかったか？
それは、お金を出す時の婦人の気持ちにあったのです。

この婦人はお金を出す時、心が痛み、あまり気が進まなかったそうです。
寄付の行為に不快な気持ちが結びついてしまったというわけです。

このような状態での寄付は、欠乏感を増幅させてしまうことになり、法則は発動されません。重要なのは、この行為により、精神的に満たされるということなのです。

「豊かな気持ちで与えること」
これが、法則を発動させるためのキーなのです。

ジョー・ヴィターレさんは、「与える」時の基本事項として、下記3点を挙げています。

1何もお返しを期待せずに、無心の心で差し出すこと。
2可能であれば、名前を伏せて密やかに差し出すこと。
3幸せな気持ちで、笑顔で差し出すこと。

人に幸せを与えるという行為は、人間だからこそ出来る素晴らしいことなのだときりんは思います。

自らが与えることで人々を幸せに出来る。
その喜びをきちんと実感することが大切なのです。
自分のことばかりを考えて生活するのはとてもかっこ悪いですものね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！