北尾吉孝さん(SBIホールディングスSEO)【2007/07/01 432号】

北尾吉孝さん(SBIホールディングスSEO)「人間の鍛錬」【2007/07/01 432号より】

本日の教え

人間とは何かと考えることは、よく生き、いい仕事をするためには欠かせない大きなテーマになります。

 

北尾吉孝『何のために働くのか』より

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本日の教えについて

北尾吉孝さんは、SBIホールディングスのSEOとしてご活躍。

 

野村證券に勤務していた北尾さんは、95年に孫正義さんの招聘によりソフトバンクに入社。現在はベンチャーキャピタルやオンライン総合証券、不動産や生活関連サービスなどの事業を幅広く手掛けるグループのリーダーとなっています。

 

最近、経営者の倫理観が疑われるような不祥事が複数の企業で続いていますね。
自分の利益ばかり追求し、一番大事な消費者のことをおろそかにしてしまうという、とても浅はかな考えが近年は目立っているような気がします。

 

そんな中で、北尾さんは経営にあたり、「徳」をとても大切にされる方として有名です。

 

先ごろ薄れてきた倫理観や教養を身につけるため、私達はどうすれば良いのでしょうか?

 

今回は、そのようなテーマでご紹介いたします。

 

北尾さんは、働くための前提として、人間の根本を養うための人間学が必要であると強調しています。

 

なぜなら、私達の生きている社会は人間のつくった社会であり、仕事をする相手も人間。つまりは、人間抜きには何も語れないというわけです。

 

これは、もちろん仕事以外の面でもあてはまると言えるでしょう。
人が創りあげた社会である以上、人間を深く見る感性が必要になるのです。

 

では、どのようにすれば人間の根本を養うことが出来るのか?北尾さんはその実践方法として、下記の点を挙げています。

 

・心の糧になるような本を読む。
・自分が私淑できるような師を持つ。
・さまざまな経験や体験を踏まえて自分を練っていく。

 

この中で私達がすぐに出来るのは、「本を読むこと」だと思います。

 

例えば、北尾さんは中学生の時に初めて『論語』にふれ、以来、何回も読み返しているそうです。

 

私の知人に北尾さんと仕事を共にした人がいるのですが、随所に中国古典からの教えをそらんじているそうで、すっかりその教えが血肉化され、経営に反映されているのがわかります。

 

昔は、子供の時には中学古典の「小学」という、体系的であり、しかも歴史を経た本を読んで人間を磨いていたそうです。
そして、「小学」を身につけたら、「中学」「大学」へと学ぶ順序が決められていたのです。

 

最近は実力主義がもてはやされる一方、倫理観の低下が引き起こした考えられないような事件が増えている実態。

 

「人に幸せを与えることが自分の幸せを引き寄せる」という運の大原則を外れ、自分の利益ばかりを求める姿勢は、人間としてまだまだ浅い状態であると思うのです。

 

しっかりとした倫理観を確立し、行動するためにも、人間の探求をつきつめて、学ぶことがとても大切な時代になっているのでしょうね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

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