澤谷鑛さん（セラピー講師）「癒しの法則」【2007/07/18　437号】

澤谷鑛さんは、カウンセリングやグループ・セラピーの講師として30年あまり活躍されていらっしゃいます。

中学時代より人間や人生の意義について興味を持ち、心理学、禅、成功哲学、親子や家族の絆などの研究を開始。
大学時代に入り、主に家族関係のカウンセリングを実施するように。

現在は、20万人を超える指導経験の中から、出会ったすべての人々の「しあわせな人生の実現」に向け、全国で講演活動をされていらっしゃいます。

さて、澤谷さんが出された著書『すべての「結果」は引き寄せられている』では、「牽引（けんいん）の法則」をテーマに書かれ、非常に興味深いものとなっています。

「牽引の法則」を一言で言うと、あなたを取りまく世の中、そしてあなたの運命は、すべてあなたの心の想いでできているというものです。

あなたと関わる周囲の人たちも、実はあなた自身がその運命を引き寄せているのです。

澤谷さんの著書ではそのケーススタディが書かれており、驚くことが多い内容です。

さらに、「牽引の法則」は、いくつかの法則があわさって出来ています。

基本となるのが「類は友を呼ぶ法則」と「因果の法則」。
そして、この二つが合わさって発展した法則が、「想念の法則」「絆の法則」となります。

最後に、これらの法則に基づいてあなたの運命をよくするための法則が「癒しの法則」となります。

詳細は著書を読んでいただければと思いますが、「運の達人」読者でしたらそれぞれある程度推測可能な法則ではないでしょうか？

そして、今回は「癒しの法則」にスポットをあててみます。

「牽引の法則」を理解し、よいことをイメージして引き寄せ、運命を改善しようとしても、長年培ってきた意識をすぐに変えることはなかなか難しいと澤谷さんは伝えています。

そんな時、あなたの潜在意識に潜む固定概念、想いグセを改善し、絆を調整し、よきものを引き寄せる地盤を作ってくれるのが、「癒しの法則」となるのです。

ここでは、その内訳をお知らせいたします。

１．愛はすべてをいやす
愛の欠乏は一切の不幸の原因。家庭に愛情が不足する子供に問題が生じるケースが多いものです。

２・感謝はすべてをいやす
普段、私達は感謝を忘れがちです。水不足や日照不足になった時、水や太陽の光といった「当たり前」と思われたことに感謝を呼び起こすことが出来ます。

３．懺悔（ざんげ）はすべてをいやす
懺悔というと何やら難しいように思われがちですが、間違えを否定することで、本物を現し出すという心の動きがあります。

４．赦し（ゆるし）はすべてをいやす
赦すということは、いままで悪だと思っていた心が、そうではなかったと変わることです。間違っていたということの否定により、心が本物を現しだします。

１と２に関しては、多くの達人が語られていることだとは思いますが、３と４は初めて聞いた内容です。
今まで固定概念にとらわれていた部分をきちんと改めることが大切なのですね。

人は思いもかけないことがきっかけで人生を変えることが出来るものです。

あなたもこれをきっかけに一度、自分自身のことを見つめなおしてみてはいかがでしょうか？思わぬ気付きがあるかもしれませんよ？

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！