鈴木秀子さん(聖心会シスター)「充足感」【2007/12/30 560号】

鈴木秀子さん(聖心会シスター)「充足感」【2007/12/30 560号より】

本日の教え

ラクに流される人生よりも、苦いものは苦いと受け止めながらそれを味わいつくす人生ほど人間としての充足感は得られるものだと思うのです。

 

鈴木秀子『あなたはいつも守られている』より

スポンサーリンク

本日の教えについて

鈴木秀子さんは、国際コミュニオン学会の提唱者としてご活躍。

 

東京大学大学院人文科学研究科の博士課程を修了。文学博士となり、ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭を取ります。
のち、聖心女子大学教授となり、国際文学療法学会会長に就任することに。

 

さて、冒頭で紹介した、「コミュニオン」という言葉。
これは、「私たちがみな心の深いところでつながっていて、お互いに影響しあいながら調和を持って生きている」という考え方です。

 

学会では、そのような同じ気持ちをもった仲間が共に語り合い、理解し合い、学び合っていくかけがえのない場として活動するNPO法人(非営利団体)なのです。

 

今回は、「どうしたら、人間としての充足感を得られるのか?」というテーマでお話いたします。

 

鈴木さん曰く、人間には、「人から大切にされ、認められ、自分も他の人も大切にしたい」という一番の欲求が根源に備わっているそうです。

 

よって、人間に本能の中にはラクをしたいという気持ちが常にあるものの、これとは裏腹に、もっと深いところで厳しい世界に挑戦したい、自分を鍛え、社会の役に立ちたいという本能も常に備わっています。

 

人間は互いに深い絆でつながっており、世のため、人のために、自分のできること、何かをしたいという根源的な志向を内に秘めた存在なのです。

 

突発的な自然災害などが発生すると、被災者の救済のために働くボランティアの人が多くいらっしゃいますが、このような活動を決意させる動機は、先ほど述べた「社会の役に立ちたい」という根源的な思いによるもの
でしょう。

 

そして、このような苦しくもそれを受け止め、前向きに動く人間こそ、真の充足感を得られるようです。

 

人間は、「楽をしたい」という思いがある一方、実際に楽をしてばかりいると自分自身が苦しくなって来ます。

 

逆に苦しかったとしても、人の役にたった時に湧き上がる喜びは何よりも代えがたいものがあることは皆さんも感じていらっしゃることでしょう。

 

真の喜びを得るためにも、私たちは社会に役立つ行為を全力で行っていきたいものですね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

スポンサーリンク

★本日の秘訣に関する本はこちらからご購入出来ます★

あなたはいつも守られている―人生の「なぜ?」に、シスターが答える本 (青春文庫)

1円

あわせて読みたい記事
再編集「運の達人1000人に学ぶ今日の秘訣」
再編集「運の達人1」〜総合運向上編〜

あおぞらきりんが「お金の仕組み」を学んだ講座


【無料講座開校中!】本当の「お金」の付き合い方を知っていますか?
ファイナンシャルアカデミーでは東京・大阪・京都・愛知で「お金の教養講座」を定期的に無料で開催中。毎年1000人が受講している人気講座となっています。「お金と経済のルール」を学び、効率的な自己投資方法を身につけたい方は是非受講してみてください。

「お金」の概念を正してくれる「10の教養」と「10の仕組み」を教えてくれます。この法則を頭に入れておくと「お金持ち脳」が出来上がりますよ。【あおぞらきりん】