谷川浩司さん(将士)「「負け」の大切さ」【2008/04/30 582号】

谷川浩司さん(将士)「「負け」の大切さ」【2008/04/30 582号より】

本日の教え

勝ちっぱなしというのはかえって危ないんです。
負けることの恐ろしさを知っていて、負けた時の気持ちの切り替えができる人間でないと、これからの世界は生きていないと思いますね。

 

谷川浩司・谷岡一郎『勝負運の法則』より

スポンサーリンク

本日の教えについて

谷川浩司さんは将棋棋士としてご活躍。
終盤での短手数での鋭い寄せを指す言葉である「光速の寄せ」を持ち味とし、十七世名人の資格者でいらっしゃいます。

 

将棋と言えば、羽生名人が有名ですが、谷川さんを熱烈に支持するファンも多く、特に関西では羽生さんの人気を凌ぐとまで言われています。

 

勝負の第一線を闘い続けている谷川さん。
そこから生まれる人生哲学は非常に参考になります。

 

今回は、「負けることの大切さ」についてご紹介していきましょう。

 

谷川さんは「失敗は失敗」ときちんと認識し、反省する機会を持つことは非常に大切であると伝えています。

 

自分の否を一度認め、次につながる学びを持つ。
こうして人として進歩をすることが可能になるのです。

 

しかしながら谷川さんは、現代の日本は、「負け」を「負け」とみなさない、変に甘やかされた社会になっていると危惧しています。

 

失敗を失敗と指摘されずに育ち、たとえ挫折が起きても、それを認めようとしない。
このような体質になってしまった時、どのようなことが起きるのでしょうか?

 

例えば、「負け」に対して免疫がなく、そのままエリートとして進んだ時に、「負け」にぶつかってしまった場合。

 

そのまま素直に負けを認める場合もあるかとは思うのですが、プライドが邪魔をして、負けを認めず、嘘をついてごまかしてしまうような行動に出てしまったとしましょう。

 

そのような場合、たいていその嘘が二次被害、三次被害をもたらすことになるでしょう。
その状況をさらに悪化させる可能性も高いです。

 

そのような時は、やはり自分の否をきちんと認めた人の方が強いように感じます。

 

挫折をきちんと認識して、そこから復活する。
それこそ、人としての成長があるように思われます。

 

世間のニュースや周囲の人々を見てみても、なかなか自分の否を認めずに抵抗している場面に遭遇します。

 

その場合、周囲の人に迷惑をかけることもあるし、なかなかうまく着地は出来ないケースが多いです。

 

自省も含め、失敗は失敗と認め、そこから立ち直ることの出来る力を身につけたいものですね。

 

 

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように!!!

スポンサーリンク

★本日の秘訣に関する本はこちらからご購入出来ます★

勝負運の法則―「ツキ」と「実力」の関係

1円

あわせて読みたい記事
再編集「運の達人1000人に学ぶ今日の秘訣」
再編集「運の達人1」〜勝負運向上編〜

あおぞらきりんが「お金の仕組み」を学んだ講座


【無料講座開校中!】本当の「お金」の付き合い方を知っていますか?
ファイナンシャルアカデミーでは東京・大阪・京都・愛知で「お金の教養講座」を定期的に無料で開催中。毎年1000人が受講している人気講座となっています。「お金と経済のルール」を学び、効率的な自己投資方法を身につけたい方は是非受講してみてください。

「お金」の概念を正してくれる「10の教養」と「10の仕組み」を教えてくれます。この法則を頭に入れておくと「お金持ち脳」が出来上がりますよ。【あおぞらきりん】