野口嘉則さん（メンタルマネジメント講師）「心の底」【2008/11/01　640号】

野口嘉則さんは「幸せ」と「自己実現」の専門家として、またミリオンセラー作家としてご活躍されています。

高校時代は対人恐怖症で悩んでいた野口さん。
大学入学後、心理学や成功法則さらに東洋哲学の研究と実践により、対人恐怖症を克服します。

その後、リクルート入社を経たのち、メンタルマネジメントの講師として独立。
のべ3万人以上に講演を行っています。また、EQコーチングの第一人者としても知られた存在です。

さて、今回紹介する本『3つの真実』は、野口さんの待望の新刊。
ベストセラーになった前著『鏡の法則』同様、感動のストーリーを通して幸せになるためのノウハウを学べる作りになっています。

今回は「鏡の法則」についてお伝えいたしましょう。

「鏡の法則」。それは、「人生は自分の心を映し出す鏡である」ということ。

人生で起こる様々な出来事は、決して偶然起きるのではなく、原因があって起きている。そして、その原因はその人間の心の中にあるという法則です。この法則は「運の達人」読者には既にご存じのことかもしれません。

そして、この「鏡の法則」はさらに２つの法則に分解できると野口さんは伝えています。

それは、

１．「心の底で認めたものが現実化する」という法則
２．「心の波長と同類の出来事が引き寄せられる」という法則

です。ここでは、１番目の法則をフォーカスしてみましょう。

野口さんはこの法則について、「『幸せになりたい』などと幸せを求めないようにする」というアドバイスをしています。

「幸せになりたい」という思いは、「今は幸せではない」ということとイコールです。そして、自分のことを幸せではないと認める者には、ますます幸せではない出来事が起きてしまうのです。

それでは、どうすれば幸せをつかむことが出来るのか？

それは、「幸せは求めるものではなく、今ここに見出すもの」であるという言葉が全てです。

当たり前だと思っていることの中にこそ、感謝できることは存在する。
健康であることなど、感謝する要素はたくさんあるはずです。

このように今の自分の境遇に感謝をする。

私たちは心から感謝しながら、同時に不幸を感じることはできない。
感謝をすることによって、幸せを見い出すことが出来るからです。

そして、自分が幸せであることを認めたとき、ますます幸せな出来事が起きてくるのです。

現在、金融危機などが叫ばれていますが、そんな時こそ、感謝の心を育てていきましょう。

そこで強くなった心はあなたをより幸運体質へと導くでしょうね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！