ボブ・プロクターさん（作家）「成功の瞬間」【2008/11/09　643号】

ボブ・プロクターさんは、アメリカでは自己啓発の大御所として知られている人物。世界的ベストセラーになった『ザ・シークレット』にも登場しています。

プルデンシャル、マレージア航空、メロロポリタン生命保険など有数の企業をクライアントに持ち、自己啓発の指導を実施。

また、独自のワークショッププログラムを開発し、世界各地でも指導。
長年にわたり世界的なベストセラーになっている著書も出されています。

さて、今回は「望みを実現させる2つの要素」というテーマでお伝えいたします。

ボブ・プロクターさんは望むものを実現させる要素として必要なのは2つだけであると伝えています。

それは、「願望」と「期待」です。

願望だけで目標が達成されるということは誤り。
加えて、望んでいるものが手に入ることを期待しない限り、それは実現しないと述べています。

つまり、一見、前向きな願望を抱いていると同時に、「うまくいかないのではないか？」といった考えを抱くと、目標を達成できずに終わることが多くなってしまうのです。

こんなエピソードがあります。

事業で大成功を収め、大富豪である年配の紳士に、新聞記者が「あなたはどの時点から、ご自分が成功したと思うようになりましたか？」と尋ねたそうです。

その紳士はこう答えました。

「それは、わたしがまだ公園のベンチで寝泊まりしたいた頃です。
その当時、わたしは自分が今どんな状況であり、今後どのようになっていくのかイメージが見えていたのです」

と。

自分自身の願望に強い期待を抱いている人は、現状がどんなに苛酷な状況でも、それを打ち破るイメージを持っています。

このような人物こそが成功のチャンスをつかむことができるのでしょう。

目の前にどんな壁が立ちふさがっていようとも、私たちの願望に期待を持ち、実行していきたいものですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！