野口嘉則さん（メンタルマネジメント講師）「感情の解放」【2009/05/31　683号】

野口嘉則さんは「幸せ」と「自己実現」の専門家として、またミリオンセラー作家としてご活躍されています。

高校時代は対人恐怖症で悩んでいた野口さん。
大学入学後、心理学や成功法則さらに東洋哲学の研究と実践により、対人恐怖症を克服します。

その後、リクルート入社を経たのち、メンタルマネジメントの講師として独立。
のべ3万人以上に講演を行っています。また、EQコーチングの第一人者としても知られた存在です。

さて、ここで紹介する本『3つの真実』は、ミリオンセラーになった前著『鏡の法則』同様、感動のストーリーを通して幸せになるためのノウハウを学べる作りになっています。

今回は、幸せを感じるセンサーを磨く助けになるアドバイスです。

それは、『感情は感じれば解放される』ということ。

自分の感情を感じる。自分が何を感じているのかに気づき、そしてそれを、感じられるままに感じて味わってみるのです。

これは、悲しみや不安といったネガティブな感情に対しても同様です。
これらの感情を抑圧してしまうとどうなるか？

いつも感情を抑圧することにより、感情のセンサーが鈍り、自分の内面を感じらなくなってしまうということに陥ります。

その結果、喜びや充実感、安らぎにも鈍感になり、本当の幸せを見失ってしまうリスクがあると野口さんは伝えています。

悲しい時は存分に悲しむ。
逆に我慢して抑圧すると心の傷があとあとまで残ってしまうこともあるのです。

感情をいつも解放している人はそれだけで魅力があるものです。

感情が豊かな人が前向きな思考を持った時、そこには様々な幸運が巡ってくることでしょうね。

自分の心を抑えるのではなく、どんどん発散させていく。

その心掛けがあなたを幸運体質に導いていくのです。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！